虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

勉強が好きになるまでのプロセス 4

2016-12-05 20:30:43 | 教育論 読者の方からのQ&A

前回までの記事で、

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遅ればせながら大逆転を遂げる子たちには、それが先に書いた「間違っていてもいいからやる気があふれだしている状態(やる気がからぶり状態)」をしばらく過ごしているという共通点があります。

また、親や学校の先生や友達から一目置かれて認められていて、周囲の愛情を肌で感じられる状況があり、ありのままの自分を表現できる場がある点も共通しています。

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といったことを書きました。

書きたかったことは、子育てで同様の経験をした方以外には伝わらないだろうな……と思っています。

どうして伝わらないなどと消極的なことを言うのかというと、この状態は、「できなくてもくじけずに意欲的に取り組んでいる」という

一般的に言葉からイメージするであろう状態とはちがって、はっきりとはわからないけれど、

「子どもの脳の中で新しい回路が開発されつつあるんじゃないか」

「幼い子たちの敏感期や集中現象に似ている」

と感じさせるもので、これまでそれについて言及されるのを見たことがないからです。

 

これについてもうひとつ伝えづらさを感じる理由は、この話題が、「敏感さを持っている子」の、極端から極端に走る時のひとつの姿とも関わっていて、

「敏感さを持っている子って何?」と思った方には、説明不足を詫びつつ、ハイリーセンシティブな子たちについてくわしく解説してくださっている方の文章を読んでください、というしかないからです。

 

そんな伝えづらい話をしているものの、それでも興味があるから、もう少しくわしく……と思ってくださった方のために、言葉にできる部分を書いていこうと思います。

 

いつも読ませていただいているブログに、ハイリーセンシティブな子たちについて紹介されていました。

相手と自分の気持ちが強烈に迫る状態」にがんじがらめになって、身体も頭も動きが鈍くなったり、落ち着きなくあちこちに意識をめぐらせてひとつのことにコミットメントできなかったりする子は、かなりの数いるんじゃないかと思っています。

虹色教室でわたしがしている仕事の大半は、この「相手と自分の気持ちが強烈に迫る状態」を解除していくことと、相手と自分の気持ちを強烈に味わいながらも、それを楽しみ、それによって自分のエネルギーを最大限に発揮していける状態にしていくことです。

 

途中ですが次回に続きます。



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