King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

偶然見た『嫌われ松子の一生』

2008年10月21日 23時03分28秒 | 日々のこと
Disterbiaってどういう意味ですか。
なかなかいい曲です。ビデオもなかなか。人名か。

昨日の『ココシリ』がなかなかよかったので、
今日もNHKの映画を見ようと思っていたのですが、
見始めて直ぐにこれはだめだと諦めチャンネルを回したら
やっていたのが『嫌われ松子の一生』です。

この名前は、漫画であるなあということと誰かで映画
になったというのは知っていましたが、これほど
引き込まれて見れるものになっていたとは知りませんでした。
それもあまり最近名前を聞かない、主演が中谷美紀で
もう旬が過ぎた女優が捨て身でやった汚れ役という
ことかとみていたのですが、なかなか主役の演技が
いいし、他の脇役も豪華です。

こういう映画は、とにかく昔のよい映画を思い出す、
大河的つくりになっています。ちょっと若いそうに媚びた
おちゃらけに作ったところと、絵を作って下手に手を
加えたのが昭和のテイストとあいまっていい味のときも
あり、ストーリーをただの暗い女の一生とその昇華に
限ったらつまらない物語になっていたでしょう。

しかし、それも昔の日活調でやってもそれはそれで
いい感じだと思います。あんまり絵を花びらとかペン画
を足すのは好きになれません。それと気になったのは、
最近世の中に多い、太ったごみ溜めている一人暮らし
のデブ女はみんな過去に色々人殺したり、トルコ風呂に
勤めたり床屋と恋したり、教え子のやくざと同棲したり
という過酷な人生を過ごしているかと思うと、世の中
ひどいことになっているんだなと人生の重さを感じて
しまいます。

どんなくだらない人間にも突きつけられた重い人生が
潜んでいるんだと。それを愛した人がいて、愛せた人には
神なんだと。あーやだ。こんな人生の感じ方。
コメント
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