金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

NHK大河「平清盛」レビュー22

2012-06-03 20:45:51 | NHK大河「平清盛」レビュー
【第22話のあらすじ】

義朝「『友切』って名前は縁起が悪い……ハッ!
  お、お前のことなんか友だちと思ってないんだからねッ!」
清盛「『髭切』でいいだろ! お前のその汚い不精髭を剃れ!」

髭切ってそんな由来だったのかよ!

すっかりトモダチな義朝と清盛に和んだ
これから武士の時代が来るぞ~!と意気込む若い棟梁二人。
この先に起こることを思うと切ない

**************************************

冒頭で首を射られて死んだかと思った頼長、まだ生きてた
死相の出まくった顔で、父の忠実を頼るが、邸に入れてもらえない。
忠実は
「わしまで罪に問われれば藤原摂関家は終わりぞ……!」
とか言ってるが、忠通がいるから父ちゃんいなくても別にいいんじゃない?
父に見捨てられた頼長は自ら舌を噛み切って自害。壮絶! 
最近じゃ小物臭を拭いきれず、ホモシーンでしか輝きを見せなかった彼だが、
最期は思いがけない根性を見せたな。

一人沈む忠実のもとに、例の白オウムが。
「チチウエ」「チチウエ」と言いながら、忠実を泣かせて
息絶えるオウム。
このオウム……できる!!
空気読めすぎ、場面に応じてあまたのセリフを使い分ける
すごすぎるオウムであった。
バカの一つ覚えみたいに「面白き世!」と言ってる清盛にも
見習わせたいボキャブラリー。

そして、戦火で荒れ果てた頼長邸にやってきた信西が日記を発見。
あわわわ、それは……!
かのホモ日記と名高き「台記」では!?
他人事ながら、信西が「日記が……」と言い出した瞬間、
画面の前で本気で焦った。
死ぬ前に恥ずかしい日記は処分しておきたいものですな!

戦後処理は一話で片付けると思ってたのに、まだまだ続く様子。
忠正を捕獲するよう命じたり、成親に圧力かけたり、
清盛はいつのまにかできる子ちゃんになってたな。

〈その他いろいろ〉

・「あんた、ただの『つなぎ』だから。調子乗ってんじゃねーぞ」
 と後白河に釘をさしにやってきた得子。
 久々に黒得子が来た!!
 それでこそ得子さまです!

・常盤ったら、由良に遠慮しはじめるのが遅すぎだ。
 「まこと、ご正妻の器をお持ちのお方」
 と由良を評していたが、確かに今日の由良はできる子ちゃん。
 残党狩りに合う前にと手をまわして為義を捕獲。
 義朝に「余計なことすんな!」と言われても
 「あんたのためじゃなくて鬼武者のため!」と言い返しておった。
 昔のマゾっ子由良だったら、怒鳴られた時点でメソメソしてたよね。
 母は強し。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする