三浦しをん『舟を編む』(光文社)
★★★☆☆
玄武書房の営業部に所属し、変人扱いされていた馬締は、
定年を迎える辞書編集部の荒木から見込まれ、
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして
辞書編集部に迎えられる。
新しい所属部署に馴染めず、気落ちする馬締は、
突然現れた大家の孫娘・香具矢に出会い、心を奪われる。
********************************
先輩から借りたもの。
本屋大賞受賞とのこと。
辞書編纂にかかわる人々を描いたという点で珍しく、
編纂にかかわる舞台裏を垣間見ることができるのは
おもしろい。
視点が変わり、それぞれの登場人物の私生活にも
スポットをあてているせいか、
辞書編纂にまつわる要素のウエイトが低くなっているような?
辞書の完成をゴールにおいているので、
結果的にそれに関する感動が薄くなってしまったのが残念。
松本先生の人生なんて、もっと感動を呼びそうなものだけどなあ。
「CLASSY.」に連載されていたのか……
と巻末を見て知り、このライトさにも納得。
★★★☆☆
玄武書房の営業部に所属し、変人扱いされていた馬締は、
定年を迎える辞書編集部の荒木から見込まれ、
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして
辞書編集部に迎えられる。
新しい所属部署に馴染めず、気落ちする馬締は、
突然現れた大家の孫娘・香具矢に出会い、心を奪われる。
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先輩から借りたもの。
本屋大賞受賞とのこと。
辞書編纂にかかわる人々を描いたという点で珍しく、
編纂にかかわる舞台裏を垣間見ることができるのは
おもしろい。
視点が変わり、それぞれの登場人物の私生活にも
スポットをあてているせいか、
辞書編纂にまつわる要素のウエイトが低くなっているような?
辞書の完成をゴールにおいているので、
結果的にそれに関する感動が薄くなってしまったのが残念。
松本先生の人生なんて、もっと感動を呼びそうなものだけどなあ。
「CLASSY.」に連載されていたのか……
と巻末を見て知り、このライトさにも納得。