特に救急医療関係ではないが「どこか変だよ、日本の医療」の続きである。 例えば通院できない患者さんで、かつ入院適応のない人は在宅で訪問診療や訪問看護を受けることになる。いわゆる在宅医療である。この場合、在宅の患者さんを同時に複数の医療機関が定期的に訪問診療することは認められていない。つまり在宅の訪問診療がすでに某医療機関で行われている場合は、あとから別の医療機関が同時並行して定期的な訪問診療を行えないのである。またこの定期的な訪問診療はマルメ(値段が決められている)であり、いろいろな検査や処置を追加しても定額で上限がきまっているのである。