吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

行けば分かるさ その5

2013年02月18日 06時51分40秒 | インポート

 一般の人たちにまだまだ誤解されている新しいキーワードは他にもある。その一つに「セカンドオピニオン」がある。他の医療機関で投薬された薬をうちのクリニックに持参されて「先生、この薬を見てください。まだ良くならないのですが、この投薬内容で大丈夫なんですか?」と聞いてこられる。これは辛いのである。投薬内容の責任は処方した医者にある。蔭で処方医の評価をするのは自分は好まない。「あぁこれなら大丈夫、このまま続けてください」というのであればいいがネガティブな評価の時は言いづらい。なので、他院で行われた投薬内容や治療経過についてはすべてコメントしないことにしている。「お薬出している先生に直接伺ってくださいね」とお願いしているのだが、「えっ、セカンドオピニオンはしてくれないのですか?」と聞き返されることがある。でもこれは医学で言ういわゆるセカンドオピニオンというものではない。となるとセカンドオピニオンについてまた説明しなくちゃならないので困りものなのである。最近はウィキペディアがあるのでそちらにお願いしたいが(笑)。