でも、ですね・・・、あなたの斜め後ろの優先席は2名分並んで空いているのですが・・・。すでに私の隣に着座しているご婦人からはそこの空席状況は良く見えるのである。この先着した婦人がちょっと気を利かして「あ あそこ2つ空いてるわよ、そっちに行きましょう」と言えばいいのである。優先席なのでそちらへの移動中に他の客に着座されるおそれは極めて少ない。しかも車両内はすいていてほとんど立っている乗客はいなかった。でもこの先着しているご婦人は自分が着座している安堵感からか友人の座席確保については無頓着なのである。「おいおい、俺はあんたの友人に悪者扱いの眼で見られているんだ。斜め後方に優先席が2つ空いているからそっちいきましょうとなんで言ってくれないんだ」とこの哀れな子羊は思ったのである。しかし隣に着座しているこのご婦人も「席、譲らないのかしら?」とばかりに私の方をちらりちらり見るのである。何で積極的な空席への移動を提案しないのか、ついに私はキレた。