すでに自分から自身の情報を公開している。だから情報公開は許諾されているとみなしてもよいと思われる。最近では顔写真を公開する報道は少なくなってきたものの、「社会性がある」事件やある種の犯罪などでは、容疑者の段階でも顔写真が公開されている。今回の「人間冷凍食品事件」では、後追い模倣犯が続いているということで社会的に拡大しているわけである。これは社会性がないとはいえない。しかも前述のようにすでに自身で自身の顔をネットにアップしているのである。ここまできて、なぜマスメディアがプライバシーに配慮して顔写真をぼかすのかその真意が見えてこない。マスメディアが名前や顔写真を報道する条件は報道機関によってバラバラのようである。いわゆる自社規定とやらで制限しているようである。中東の油田で人質となり殺害された日本人の名前も某TV局1社のみが、事件は「社会性がある」ということで実名報道していた。各々の報道機関で統一されていないこの規定とやらはとても奇妙なのである。もし取材を受ける場合があれば今後はその公表内容のcriteriaを提出させないとどこまで報道されるのかたまったものではない