ついこの間の参議院選でまたまた国会議員に当選した。まあプロレスラー時代の昔から胡散臭いイベントを仕掛けては、自分は胡散くさいなーと認識しながらもそんなイベントに乗って楽しんでいた。もちろんそれはそれでとても楽しい一時を送らせてくれたいい時代だった。猪木さんの時代はよくプロレスのリングに変装した覆面レスラーが乱入して不意をついてベビーフェイスのレスラーを袋叩きにしたものである。ここで遺恨を作って今後の対決の構図を作るのである。こんなのは明らかに意図的な演出であり、しかも覆面レスラーなどが外部から会場に入ろうとすれば警備の者に発見され取り押さえられるか、取り押さえられなかったとしても警察に通報されるはずである。それがベビーフェイスを袋叩きにした後、堂々と花道を引き上げていく様もよく考えればおかしいのである。でも当時はそんな「奇妙さ、胡散臭さ」を超越して無条件に楽しめた。そういう時代でもあったし、とにかく楽しんだもの勝ちなのである。