開業医で頻繁に処方している風邪薬や花粉症の薬のほとんどには運転制限がかけられている。また糖尿病の命綱でもあるインスリンが低血糖発作による交通事故のため、運転制限がかけられそうになっているらしい。この話は自分の聞き違いであるといいのだが。これらの薬物は脱法ドラッグではなく純粋な治療薬である。脱法ドラッグによる運転に制限をかけずに(かけられずに)、純粋な治療薬であるインスリンにいとも簡単に制限をかけてしまうのは順番がちがうのではないかと複雑な気持ちである。世の中には糖尿病をインスリンで克服しながら車で営業の仕事をしている人はたくさんいるのである。それら人たちから仕事の機会を奪うのであり、もし失職にまで至ったら「医療が人のため」になっていないことになる。<o:p></o:p>