生後4カ月の男の子が、整体の施術を受けた6日後に死亡した事件で、この男の子の施術をしたNPO法人の女性代表が9月8日、TVの取材に答えたニュースをみた。このNPO法人では、以前にも施術を受けた子どもが死亡していた。この赤ちゃん整体は、夜泣きがなくなるなどと宣伝しており、同時に「病気をしにくい」、「アトピー性皮膚炎などにも効果がある」などと効能を保証するような宣伝もしていたようである。また「(赤ちゃんの)呼吸が深くなることとか、代謝がよくなって、血流が促進されることを目の当たりにしていたので」とはいうが、これは個人の経験的かつ主観的判断であり医学的な効能を保証するレベルではない。これら事由をもってして医学的効能・効果を謳うのは法的に少し問題があるのではないかと思われる。通常、医学的なレベルで効能を保証するためには、膨大な母集団の人数において検証したデータが要求されるのであるが。<o:p></o:p>