TVでコメントしていた医療関係者はみな「胸部大動脈解離で・・」といっていた。確かに原因はそうである。いきなりこれでショックにもなる。
しかしショックにはなるが、異変を感じて路肩に停車していたにもかかわらずパーキングブレーキすらかける余裕がなかったのは、急激に意識を失ったからであろう。程度にもよるが心タンポナーデではいきなり発症後、僅か数秒で意識消失にまでは至りにくいと思うのである。
数秒、あるいはものの1秒でもあれば意識消失に至る病態は、大動脈解離が同時に順行性に進み頸動脈起始部を解離させ脳への血液循環が絶たれたことが原因と推察する。
脳への血液循環が数秒でも立たれれば意識は瞬時に消失する。格闘技などで首を絞め両側の頸動脈を抑えて脳血流を遮断させ一気に失神させる所謂「落ちた」状態である。
この事例はまずパーキングブレーキに入れる時間的余裕すらなかったのは、瞬間的に意識消失したからであろうと考えるのである。
そしてその後に心停止に至ったのであるがたぶん心停止はもっとあとであろう。事故直後かあるいは救急隊到着時はまだ心拍動はみられていたかもしれない。
しかしショックにはなるが、異変を感じて路肩に停車していたにもかかわらずパーキングブレーキすらかける余裕がなかったのは、急激に意識を失ったからであろう。程度にもよるが心タンポナーデではいきなり発症後、僅か数秒で意識消失にまでは至りにくいと思うのである。
数秒、あるいはものの1秒でもあれば意識消失に至る病態は、大動脈解離が同時に順行性に進み頸動脈起始部を解離させ脳への血液循環が絶たれたことが原因と推察する。
脳への血液循環が数秒でも立たれれば意識は瞬時に消失する。格闘技などで首を絞め両側の頸動脈を抑えて脳血流を遮断させ一気に失神させる所謂「落ちた」状態である。
この事例はまずパーキングブレーキに入れる時間的余裕すらなかったのは、瞬間的に意識消失したからであろうと考えるのである。
そしてその後に心停止に至ったのであるがたぶん心停止はもっとあとであろう。事故直後かあるいは救急隊到着時はまだ心拍動はみられていたかもしれない。