「そんな・・一体、救急隊員に何をさせるというのですか? 救急隊員にとって観察・処置などは業務以外ことであり、ただ黙って傷病者を病院に搬送さえすればいいのです。そして病院もあれやこれやいわないでただ黙って傷病者を受けてくれればいいのではないですか? 勉強会だなんて・・・」
もちろん救命士制度が始まる数年以上も前の話である。少しでも患者の状態を現場で把握してくれれば搬送先の病院を選択できるのに・・とだれでも思うようなことはその時代の消防の制度にはそぐわなかったのである。
当時はただ傷病者を病院に搬送するのが業務で、傷病者に処置などとんでもないという時代であった。まあ、そのように言われたことをそのまま書いたが、実際はもっときつい口調で言われた。
勉強会開催の前に、ようやくまずその第一歩としてこぎつけた「顔の見える関係」構築ということで地元消防との懇親会の席上のことであった。
お酒も入っていたのであろう。かなりきつい消防さんの本音をきかせられたのである。
結局、地元消防との定期的な救急事例検討会の話は実現することはなかった。
そして「誤解されるといけないので消防は特定の医療機関さんとはお付き合いすることはありません」とまで言われた。体よく振られたのである。
現在の救命士の活躍をみるにつけ隔世の感がするのである。
もちろん救命士制度が始まる数年以上も前の話である。少しでも患者の状態を現場で把握してくれれば搬送先の病院を選択できるのに・・とだれでも思うようなことはその時代の消防の制度にはそぐわなかったのである。
当時はただ傷病者を病院に搬送するのが業務で、傷病者に処置などとんでもないという時代であった。まあ、そのように言われたことをそのまま書いたが、実際はもっときつい口調で言われた。
勉強会開催の前に、ようやくまずその第一歩としてこぎつけた「顔の見える関係」構築ということで地元消防との懇親会の席上のことであった。
お酒も入っていたのであろう。かなりきつい消防さんの本音をきかせられたのである。
結局、地元消防との定期的な救急事例検討会の話は実現することはなかった。
そして「誤解されるといけないので消防は特定の医療機関さんとはお付き合いすることはありません」とまで言われた。体よく振られたのである。
現在の救命士の活躍をみるにつけ隔世の感がするのである。