患者さんの一人は、創が小さかったので皮膚表面のみの消毒にした。しかし案の定、2日後には傷口が赤く腫れ、痛みが出現したのである。これこそ創感染である。閉じかかっていた傷を切開し、指でギュッと圧迫すると膿がドバっと出てきた。もちろん圧迫すればかなり痛い。患者さんは「う、う、う・・・」と呻きながら処置をがまんしていた。
動物の咬傷はこうなるのである。しかし4人も立て続けに同じ犬に噛まれるというのもどうだろうか? 飼い主さんはどう管理しているのであろうか? もちろん「この犬は噛みます」という張り紙をしているから、あとは自己責任、それでいいというわけではなかろう。
一方、もしかしたらこの犬は芸能人みたいなものかもしれない。いつも通行人に撫でられるけど「俺だって四六時中触られるのは嫌なんだ、俺にはプライベートな時間はないのかよ」と思っているのかもしれない。売れっ子芸能人が、四六時中付きまとう芸能記者とトラブルになるようなものなのかもしれない。
動物の咬傷はこうなるのである。しかし4人も立て続けに同じ犬に噛まれるというのもどうだろうか? 飼い主さんはどう管理しているのであろうか? もちろん「この犬は噛みます」という張り紙をしているから、あとは自己責任、それでいいというわけではなかろう。
一方、もしかしたらこの犬は芸能人みたいなものかもしれない。いつも通行人に撫でられるけど「俺だって四六時中触られるのは嫌なんだ、俺にはプライベートな時間はないのかよ」と思っているのかもしれない。売れっ子芸能人が、四六時中付きまとう芸能記者とトラブルになるようなものなのかもしれない。