栃木県真岡市立小学校で2010年、小学1年の男児=当時(7)=が給食の白玉団子を喉に詰まらせて死亡した事故をめぐり、安全対策を怠ったなどとして両親が市に約8400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2017年2月2日、宇都宮地裁であった。吉田尚弘裁判長は「教員らに過失はなかった」として請求を棄却した。原告側は控訴する方針。
判決によると、男児は2010年2月10日、給食で提供された白玉汁に入っていた直径2センチ強の白玉団子1個を喉に詰まらせた。教師が背中を強くたたくなど救命措置をしたが吐かせられず、救急搬送。男児は植物状態になり、2013年1月に死亡した。
吉田裁判長は、男児が2009年度の給食で、事故発生までに4回、白玉汁を普通に食べており、危険性を予見させる兆候はなかったと指摘。腹部を上向きに圧迫する「ハイムリック法」を行わなかったとする原告側の主張も「義務はなく、行ったとしても吐き出させるのは難しい」と判断した。
判決後、県庁で記者会見した父親は「死を無駄にしないよう頑張ると(男児に)伝えたい」と話した。井田隆一市長は「今後も再発防止に取り組む」とのコメントを出した。(ネットニュースから)
判決によると、男児は2010年2月10日、給食で提供された白玉汁に入っていた直径2センチ強の白玉団子1個を喉に詰まらせた。教師が背中を強くたたくなど救命措置をしたが吐かせられず、救急搬送。男児は植物状態になり、2013年1月に死亡した。
吉田裁判長は、男児が2009年度の給食で、事故発生までに4回、白玉汁を普通に食べており、危険性を予見させる兆候はなかったと指摘。腹部を上向きに圧迫する「ハイムリック法」を行わなかったとする原告側の主張も「義務はなく、行ったとしても吐き出させるのは難しい」と判断した。
判決後、県庁で記者会見した父親は「死を無駄にしないよう頑張ると(男児に)伝えたい」と話した。井田隆一市長は「今後も再発防止に取り組む」とのコメントを出した。(ネットニュースから)