吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

裏切り その2

2017年06月22日 06時02分45秒 | 日記
 しかし、今後頑張って活躍してほしいと献金してもらった直後に「私結婚します。AKBやめまーす」というのは、確かに「集金詐欺」のようである。
 その女子の今後の活躍に献金しているのであって、個人的な結婚に応援しているのではない。須藤凛々花とかいう女子であるがまったくプロ意識にかける行いである・・・・というファンの感情もわからないではない。

 しかし・・・、これは素人女子がたまたま紛れ込んだ「芸能界」でのできごとなのである。つまり非日常や虚像を売り物にしている世界において、日常世界での規範をもちこんでも意味がない。
 芸能界の売り物は「夢」という虚像なのである。夢を売っているのであるからそれは現実ではない。芸能界は昔で言う芸者さんや𠮷原花魁の世界である。これら世界で夢を売るということは換言すれば「花魁は殿方を騙すのが商売」なのである。
 どんなに貢いでもなかなか振り向いてくれない花魁よりも、とりあえずは「ファンのみなさんありがとー、頑張りま~す」と一時的にも言ってくれているほうがましである。そこで直後にどんでん返しにあっても、「ま それが芸能界なんだな」と洒落に思えば「通人」なのであろう。

 最初からお金を捨てる気持ちでないと「芸能界遊び」は痛手が大きい。よく考えれば(素人とはいえ)芸能人が一途なファンを本気で相手にするわけないと思うのだが。