吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

冤罪事件 その1

2017年06月13日 06時02分25秒 | 日記
 総武線で終電の満員電車内での出来事。男性がつり革につかまっていたら、その肘が横に立っていた中国人女性の顔に当たった当たらないで揉めたそうだ。女性は激高して、その男性に膝蹴りを入れたそうである(女性が男性に)。
 そして大声で「この人痴漢です」と騒いだところ、電車が停止して次の駅で20-30分もの間、降りろ降りないで警官が介入した。

 完全にこの男は痴漢に仕立て上げられて警察に連れて行かれそうになった。ところが周りの乗客数名が「この人はやってない」と証言したのであるが、この人たちも男と一緒に警察に連れていかれたのである。
 結局、この男は「自分はやっていない。駅に降りたら自分が痴漢だと認めることになる。だから電車を降りない」としたことで電車がかなり遅延したのである。
 現場を目撃していない乗客は、その男に「早く降りろ。乗っていたら電車が出発できない」と怒声を浴びせたのである。でもどちらの言い分も分かるのである。でも悪いのはこの中国人女性である。

 近年、一度痴漢に仕立て上げられたら、これは確実に「実行犯」として送検されてしまう。極端な話、「この人、痴漢です」と車内で女性に言われたら、もう言われた男はほぼ犯人に仕立てあげられてしまうのである。