吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「運転しない選択も」 大分県警、80歳超ドライバーに池袋事故遺族のメッセージ入り「宅配便」 その3

2019年06月18日 06時21分37秒 | 日記
 どうも最近の高齢者暴走事故の多発で世の中の流れは高齢者から免許自主返納させようとする風潮である。この風潮が行き過ぎると「あれ、あなた今のご年齢で免許返納してないんですか? (まあ非常識な)」という考え方が出てこないとも限らない。
 実際は暦年齢ではなく生理学的な運動機能で判断すべきである。若年者であっても運転能力を伴わないものもいる。また危険運転をする運転不適格者も多い。免許取得時にはあんなに厳しく学科、実地試験を課せられたわけである。その能力が以後も伴わなければ高齢者、若年者にかかわらず免許は与えるべきではない。年齢がすすんだなら「自主返納勧告」ではなく、定期的な免許更新制度とし、その際、実施試験をすべての年代で課することが必要と思う。
 免許取得時の能力がなければ再交付しないというほうが公平であり誰もが納得するものである。自動車学校やら免許更新施設が足りなければどんどん作ればいい。駐車違反を取り締まるような交通監視員を天下り先にするよりも、こちらの施設を天下り先にすればいくらでも働き手には困らない。