六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

花と鳥と少年の日々に・・。

2007-03-07 15:42:24 | よしなしごと
<6日の日記から>
 
 少しうきうきする日である。
 年二回、高校時代の友人たち六人で、勉強会のようなことをしている。
 いい年をして何を今さらといわれそうだが、それでも楽しい。

 今回のテーマは、まさにその「今さら学んだりものを考えたりすること」自身がテーマだった。
 題して、「21世紀と私たち」
 例によって話はあっちへ飛んだりこっちへ戻ったりする。
 司会役のU氏が適度にテーマに話題を戻すのだが、またまた外れる。
 でも、それはそれでいいし、それがまた楽しい

 
       出発前に自宅で撮ったラッパ水仙

 全員、半世紀以上の付き合いである。キャリアは千差万別で、学問などちゃんとやった奴はひとりもいない
 でも、みんな、なにがしかを考え、語る。
 これで六回目を迎えるのだが、次第に話題が広がり、皆が饒舌になってきた。
 半世紀の時間は、各自にいろいろなものをもたらし、それなりに変化はあったのだが、その語り口に、それぞれ若き日の色合いがちゃんと保たれているのがおかしい

 そんな私たちだが、結構真面目に勉強してきたつもりだ。過去五回の足跡を示そう。
 
 1)夏目漱石の『こころ』を読んだ。
 2)「沖縄」へ行った人が、その実状などを述べた。
 3)「世界的規模の森林破壊」の状況を学んだ。
 4)「地域社会の実状」について話し合った。
 5)「言葉とは何だろうか」について学んだ。
 6)そして今回

 
   途中の川畔で見かけたアオサギ。この鳥、かなり接近しても
    逃げようとはしない。その点シラサギはすぐ逃げる。


 今回の結論。
 私たちが、現状に縛られることなく、来るべきものに開かれてあるとしたら、21世紀どころか、「永遠の今」を生きることができる。
 どんなに若く、かつ最先端に位置しようが、それらが単に現状の追認にしか過ぎないならば、それは「たんなる今」を生きているに過ぎない。

 というようなことで、その「永遠の今」を確かめるべく、酒宴に
 そこではさらに自由なトーク。だが、勉強会の延長で話が弾む。
 イヤ~、楽しかった
 集まった皆から、エネルギーをたっぷりもらうことができた。
 
 合計六時間近い集まりを終えて外へ出ると、寒のぶり返しで吹く風が冷たい夜であったが、半世紀前の少年の日に戻った私たちには、春風のように暖かであった
 友よ、また秋に!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする