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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

書かれなかった日記の断片

2009-07-14 02:08:40 | 音楽を聴く
 岐阜駅近辺にて
 
                ひとをまつひと

 
             みずのこいしいきせつに

 
 岐阜サラマンカホール開館15周年記念・演奏会から
  スペイン・ビルバオ交響楽団 指揮:ファンホ・メナ
    
 
                 開演前

<プログラム> 
 
  グリーディ
   サルスエラ「農場」から 第2幕への前奏曲

  サラサーテ
   カルメン幻想曲
     ヴァイオリン:南 紫音

  ファリャ
   バレエ「三角帽子」組曲 第1&第2

  ロドリーゴ
   アランフェス協奏曲
     ギター:荘村清志

  ラヴェル
   ボレロ

 
 のりのいい楽しい演奏会でした。
 全体にスペイン臭がプンプンのプログラムですね。
 これはこのサラマンカホールが、岐阜県とスペイン・サラマンカ市との友好交流のなかで建設され開館してから15周年を迎えるにあたっての記念プログラムのひとつだからです。
 その経緯は、下のようです。
 (サラマンカホール、ホームページからの引用)


   ===============================

 岐阜県とスペイン・サラマンカ市との友好交流は、「鳴らずのオルガン」と呼ばれていたサラマンカ大聖堂のパイプオルガンがオルガン建造家・故辻宏氏の手で修復され、これに岐阜県が協力したことから始まりました。
 この交流から、3つのシンボルが誕生しました。一つは「サラマンカ」の名を冠したホールです。「サラマンカ」には“町の麓に川のあるところ、浅瀬を見渡す町”という意味があり、清流長良川のほとりにある当ホールは、まさに「サラマンカ」のホールです。
 二つ目は、当ホールに設置されているサラマンカ大聖堂のオルガンの見事な複製です。日本初のスペイン様式のオルガンと言えます。
 三つ目は、三体の石造レリーフです。モチーフとなったサラマンカ大学と大聖堂の正面入口の石彫りは、銀細工のように華麗で繊細なプラテレスコ(銀細工)様式の代表作です。
 石材も現地と同じビジャマジョール石を用い、当ホールの正面を華やかに彩ることとなりました。

 サラマンカ市は、マドリットから北西へ約200km、イベリア半島の高原地帯に位置するカスティーリャ・イ・レオン州サラマンカ県の県都で、サラマンカ大学をはじめ、市内に2つの大学を有する学園都市です。
 町の起源は紀元前217年にさかのぼり、16世紀に最盛期を迎えますが、ユネスコ世界文化遺産に登録されている旧市街には、その頃の歴史的建造物が数多く見られ、小ローマとも呼ばれています。
 また、町の中をトルメス川が流れ、清流長良川を有する岐阜の姿に重なるところがあります。
 プラテレスコ(銀細工)様式の歴史的建築物が夕陽で金色に輝く時間は、街全体が黄金色に染まり、訪問者をしばし中世の世界に誘います。
 そして陽気で話し好きな人々は、サッカーや闘牛を愛し、バル(酒場)は楽しいおしゃべりで溢れかえります。
 また、サラマンカっ子は大の散歩好きで中心地マヨール広場は昼夜を問わず賑わいを見せます。

 

コメント (2)
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