【公式HPはこちら↑】
2,3日前の毎日新聞夕刊にこんな記事がありました。
YOUも日本酒OKネ~純米大吟醸酒、米焼酎でユダヤ教の戒律クリア
ユダヤ教の食事戒律「コシェル」の認証を受ける動きが日本酒メーカーに広がっている。原材料の品質などで厳しい審査をクリアする必要があり、メーカーは、輸出が好調な日本酒の強みとするほか、安心な酒としてユダヤ教徒に限らず訪日外国人全般にアピールする構えだ。
コシェルは、ヘブライ語で「ふさわしい」「適切」を意味し、ユダヤ教の教義に合った食品や調理法を指す。豚やエビ、貝類の使用は禁じられ、肉と乳製品を一緒に使えないなどの規定がある。認証団体から派遣される宗教指導者の審査に合格すると、認証団体のマーク入りで販売できるが、定期的な審査を受けなければならない。
(以下略)
宗教絡みの認証としてはイスラム教のハラールが有名ですが、ハラールの場合、そもそもイスラム教ではお酒は×ですから、ハラールの認証を受ける以前でダメなのですが、コシェル(Kosherと書くようです)では、お酒も対象となっているのですね。
※日本では「コーシャ」の方が通りが良いようですが、、、、、、
ユダヤの場合、ワイン(葡萄酒)も大事な役割を演じますし、ボルドーではロスチャイルド家が特級シャトーを所有していますし、この辺りが違いますね。
ビールでも、米国大手のミラーや、クラフトビールではウチでも倉庫でよく見るサミュエル・アダムスやアンカースチームなどが取得しているようです。
認証機関も各国にあるようで、参考資料には8つの認証機関のマークが出ていました。
認証機関その1
ところで、例えばワインの認証の際には、「葡萄畑は6年収穫して1年休ませる、葡萄畑の10%を収穫しない、などの規定」があるそうです※。
日本酒でも米や麹の生産地や蔵の製造過程等、細かいチェックが入るそうですが、特に厳しいのは、一般的な醸造アルコールが認められていないことらしい。
それでは純米酒なら良いかというと、純米酒とアルコール添加のお酒を同じ搾り機で搾ることも認めていないようで、これは厳しいですね。
ただ、近年ではコシェル認証を受けた醸造アルコールを大手の日本アルコール産業が供給するようになり、その辺りのハードルが下がったようです。
認証機関その2
とは言え、認証を受けた蔵元はまだまだ少なく、米国で展開している松竹梅や大関、日本産ではあの「獺祭」や「南部美人」、「菊水」や「梵」などがあるそうです。
ちなみに、認証を取得した先は、獺祭と南部美人は日本の「コシェル・ジャパン(Kosher Japan)」で、菊水や松竹梅はアメリカの「Orthodox Union」、梵や記事にある玉乃光は英国の「London Beth Din Kashrut Div.」のようです。
日本の団体に頼むのが楽な気もするのですが、認証団体によって、ハードルの高さとか、コシェルのステイタスが違うのでしょうか?
ウチも取得するときはどこに頼むか、考えなければ!
ところで冒頭の記事タイトル「YOUも日本酒OKネ」、「ずいぶん軽いなぁ」と思っていたのですが、ネット掲載記事では「日本酒 ユダヤ教の食事戒律クリア…認証取得で販路拡大へ」と差し替えられていました。
指摘でも入ったのかなぁ。。。。
★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っており
ます(商品企画/情報提供/寄稿等)★★
★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します
応援のクリックを↑↑↑↑↑
【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。