やはり、朝は何も用意できず、冷蔵庫にもすぐ調理できるようなものが無く、7時近くになっていたので、「夕飯はコンビニ弁当にしようか。」とkekeさんに言った。
何故だろう?「今日はコンビニ弁当」と言うと、まるで自分が家事そっくりサボったみたいな自己嫌悪に捉われてしまうのは。二人分コンビニ弁当を買うと約1000円ちょっと。それならせめてご飯だけは炊いておいて、コロッケをスーパーで買ってきてキャベツでも切れば安く上ったのに、と計画性の無いこの日の朝の自分に自己嫌悪。何か考えておけばよかった。
しかし、kekeさんは「コンビニ弁当」と聞くと、「わーい」と喜んでいた。
(私の自作よりもコンビニ弁当のが喜ばれる、がっくり)
コンビニか。
そう言えば、10年以上前「本当に幸せだな」と実感したことがあった。
コンビニでお菓子やパンや飲み物をあれもこれもいっぱい買って、最後にレジの前で肉まんを買って手を繋いでアパートに帰った。あの時一緒だったのはkekeさんの父親だった。
昔のそんなひとコマを思い出して泣いた日もあった。
今は、ただ記憶だけが残っている。
その記憶には彩が無い。そんな事もあったと言うただの記憶。
死んだ母は今でも心に蘇り、母との思い出は私の力になる。
あの「本当に幸せ」の記憶はただの事実のまま転がっている。
今の私にとっては、あの時一緒に居たのがkekeさんの父親である事よりも、その場所がコンビニである事の方が重要になっている。
コンビニであれもこれもと買い物すると、暖かくなるのは何故だろう?
なぜ、コンビニなんだろう。
あのレジの前の肉まんやチキンを誰かと買って食べると、なんで幸せな気分になるのだろう?そんなの私だけなのかしら?
そう言えば、最近コンビニ行ってないな。
kekeさんとたらふく買って、最後に肉まんを買って帰ったら楽しいだろう。
・・・なんて、もうkekeさんは私とコンビニに入るのは嫌がるんだ。もう、今ではそんな些細な事も夢になってしまった。
kekeさんの養育費が入っていなくて、昨日父親に電話した。
「あぁ、これから入れるから。」と言っていた。
この声の調子だと、たぶん約束通り入れてくれるだろうと思った。
その通り、今日にはちゃんと養育費が入っていた。
彼らの言っている事は本当なのかもしれない。
もう私は騙されてはいないのかもしれない。
本当に定職もないまま、どうにか彼は養育費を払い続けてきたのかもしれない。
そして、仕事がみつかったのかもしれない。
彼は今でもkekeさんの父親なのかもしれない。
今日もちょっぴり幸せな気分になった。
今日のこのコンビニ弁当は、思い出になるのだろうか。それとも記憶で残るのだろうか。
(また来月は怒り狂うかもしれないが)
何故だろう?「今日はコンビニ弁当」と言うと、まるで自分が家事そっくりサボったみたいな自己嫌悪に捉われてしまうのは。二人分コンビニ弁当を買うと約1000円ちょっと。それならせめてご飯だけは炊いておいて、コロッケをスーパーで買ってきてキャベツでも切れば安く上ったのに、と計画性の無いこの日の朝の自分に自己嫌悪。何か考えておけばよかった。
しかし、kekeさんは「コンビニ弁当」と聞くと、「わーい」と喜んでいた。
(私の自作よりもコンビニ弁当のが喜ばれる、がっくり)
コンビニか。
そう言えば、10年以上前「本当に幸せだな」と実感したことがあった。
コンビニでお菓子やパンや飲み物をあれもこれもいっぱい買って、最後にレジの前で肉まんを買って手を繋いでアパートに帰った。あの時一緒だったのはkekeさんの父親だった。
昔のそんなひとコマを思い出して泣いた日もあった。
今は、ただ記憶だけが残っている。
その記憶には彩が無い。そんな事もあったと言うただの記憶。
死んだ母は今でも心に蘇り、母との思い出は私の力になる。
あの「本当に幸せ」の記憶はただの事実のまま転がっている。
今の私にとっては、あの時一緒に居たのがkekeさんの父親である事よりも、その場所がコンビニである事の方が重要になっている。
コンビニであれもこれもと買い物すると、暖かくなるのは何故だろう?
なぜ、コンビニなんだろう。
あのレジの前の肉まんやチキンを誰かと買って食べると、なんで幸せな気分になるのだろう?そんなの私だけなのかしら?
そう言えば、最近コンビニ行ってないな。
kekeさんとたらふく買って、最後に肉まんを買って帰ったら楽しいだろう。
・・・なんて、もうkekeさんは私とコンビニに入るのは嫌がるんだ。もう、今ではそんな些細な事も夢になってしまった。
kekeさんの養育費が入っていなくて、昨日父親に電話した。
「あぁ、これから入れるから。」と言っていた。
この声の調子だと、たぶん約束通り入れてくれるだろうと思った。
その通り、今日にはちゃんと養育費が入っていた。
彼らの言っている事は本当なのかもしれない。
もう私は騙されてはいないのかもしれない。
本当に定職もないまま、どうにか彼は養育費を払い続けてきたのかもしれない。
そして、仕事がみつかったのかもしれない。
彼は今でもkekeさんの父親なのかもしれない。
今日もちょっぴり幸せな気分になった。
今日のこのコンビニ弁当は、思い出になるのだろうか。それとも記憶で残るのだろうか。
(また来月は怒り狂うかもしれないが)