きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

真冬の郵便物

2004-11-21 | その前の会社
社長が居ない時は5時に会社を出る。残業代のつかない残業をするのはイヤだ。
社長もそんな私の心を見抜いているのだろうか。必ず5時前に事務所に戻ってくるのだ。社長の目前で5時きっかしに出るのもはばかられて、30分くらい残業してみる。

しかし、土曜の午後は社長はいつも居ない。何故でしょう^^?なんて考えずに、さぁ、今日は帰ろう
4時から帰る体勢を作っていく。それでも、仕事のキリがつかずに5時5分を回る。今、作っている約10通の郵便物は昨日用意できてた注文書だ。この注文書は今日中に切手を貼ってポストに入れておかないと、また社長に来週、突っ込まれてしまうだろう。仕方ない・・。

もう一人事務所に残っている営業Aさんは、どうやらPCゲームをしているようである。特に急ぎの仕事もある風でもないのに、なぜか帰らない。これから誰かと飲みの約束でもあるのだろうか。。。
まぁ、人の事はどうでもいい。急いで仕上げて、「お先に失礼します~」と事務所を出る。
おっと、郵便物を忘れないように。

もう暗い。
でも、冬、一番日が早く沈む季節はもうすぐクリスマスで賑やかになる。
もう峠は越えたんだ。
これからクリスマスが来て、正月が来て、日が延びて、大好きな春が来る。

5時に帰ると時間を得したみたい。^^たまにはいいじゃん、こんなのも。
買い物ものんびりできる。買ったのはラーメンとキャベツ、グラム89円の豚肉とジュースである。

さて、家に帰ると、kekeさんが「会社から電話があったよ」と言う。
「また何かやらかしたんじゃないの?クビになるんじゃないの?」と言う。

「はてな?営業Aさんが緊急に用事があったかな?」と思い、恐る恐る会社に電話を掛ける。まさか、明日会社に来てくれとでも言うんじゃ・・・(ーー;)

電話をすると、出てきたのは一番若手の秀クンであった。
「あ、電話したのは営業Aさんですよ、何でも書類をばらまいたとか何とか言ってましたよ。携帯に電話してみてください。」
と言う。
(まったく・・Aさんは私の机の上の書類をばらまいちまったのかねえ?まぁ、確かに机を片付ける時間も無くて汚かったけどさ~そんな事でいちいち掛けなくても・・・)
「でも、私、Aさんの携帯番号知らないの。」
プライベートと仕事は
完全に切り離しているので(?)会社の人の携帯番号なんていちいち知らないのだ。ふんふんとメモを取って、Aさんの携帯に電話を掛ける。

「もしもし~」
「あ~~sakeさん、郵便物持って帰ったでしょ?」
「あぁ~持って帰ってポストに入れましたよ。
「それが、道に転々と落ちていたらしいよ、道を歩いていた人が拾ったみたいで、会社に電話が来たんだ。」
「えっ。

よく記憶を辿ってみよう。果たして私は郵便物をポストに入れた記憶があるだろうか。
・・・ポストに郵便物を入れたはずの映像が浮かばない・・。

ガガガーン(☆o☆)
道のどこかで、自転車のカゴから郵便物を全てばらまいていたのだ。
あらまぁ~

「ハイ・・・それでは来週何日かたったら、先方に電話して、届いてなかったら再発行シマス・・ハイ。」
一応しょげるフリをする。

営業Aさんが言うには
「拾ってくれた人もいい人みたいで、会社に電話くれて、『これはポストに入れればいいんですね』と言っていたから、たぶん入れてくれると思うけどさ~sakeさんがまだ、ばらまいた郵便物を探しているんじゃないかと思って電話したんだよ。」
と言うことであった。

こんな暗闇の中でおろおろ郵便物を探すような私ではないのですよ。まだ夏の日が長い時期なら、もう一度会社までの帰り道を探したかもしれないが。(←なんせ無かった事に気が付きもしなかったな~)

しかし、郵便物をポストに入れもしないのに、今まで何の疑問も持たなかった辺りが・・・凹むよりも、反省するよりも、なぜかフハハハハ~と笑いがこみ上げてくる。
どうして、こうあり得ない失敗を予期せぬタイミングでしているのであろうか。一家に一人、こんな家族が居ると楽しいよ。
(絶対にヤダ~)←kekeの声