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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

嫁と姑

2004-11-26 | 母子家庭だから思うこと
昨日、Aさんと『旦那の小遣い』の話から始まって、親の話やらしていて、
「そう言えば、Aさんのおうちは嫁姑問題なんて無いんですか~」と冗談半分で言ってみたら、(もちろん深刻な問題なんて聞いたこと無かったから言えたんだけど)
「俺ン所は平気。『俺はカミさんが一番大事だから』ってはっきり、おかアにも言ってあるから。何があっても俺はカミさんをかばうつもりでいるからね。おかアには口出しさせないから。」
と、言っていた。

私はこれを聞いて、かなり久し振りにうちの会社の人に感動した。素晴らしい!こんな事を堂々と言えるだなんて。

もちろん、嫁姑問題もこんな単純なものではなく、どうしても折り合いがつかない事はあろうかと思う。「そうすれば全て上手く行きますヨ」のマニュアルなんて無いんだから。
でも、この手の問題は、
旦那が嫁をとにかくかばうポーズを取る事は大切だと思う。そういう気持があるんだなってだけで、女って言うのは怒りが収まるからだ。

こういう世間話を聞いているだけで、「あぁ、この夫婦は上手く暮らせるだろうな~」と想像してしまう自分がカナシイ。逆に言うと、夫婦の亀裂のツボを何となく捉えてしまっているのかもしれない。

昨日、TVで松居直美と中村由真が内職をしながら「もう一度結婚したいね・・・」「今度結婚したら上手く行くと思うのに~」ってバツイチ同士の会話をしていた。(でも、私が知っている母子家庭のお母さんとか、みんなもっと明るく前向きに生きているのに、何だか二人の暗い会話だけを取り上げたかのような、離婚した人間が誤解されるような正直ちょっと感じ悪~い絵柄だった)

二人ともバツイチだから、「相手を変えれば」って思うのかもしれないけれど、私は「再婚すれば」って何だか思えない。
さすがに二度だから、自分で自分の性格の分析もしてみる事になった。

自分の悪い所。すぐ「旦那が○○してくれないんだもん」って貰いたがり乞食になる所。
考えてみると、離婚離婚って言い出す人って、「妻が○○してくれないから」って多いでしょ。あぁ、自分もそうだったんだな~と思う。
これがあるうちは何回結婚しても同じなんじゃないか、って。

母子家庭になって、蛍光灯の取替えも、子供のスパイクから何から自分で買いに行かなくてはならなくて初めて、自分がすぐ「○○してくれない」って言いたがる奴だと客観的に気がついた。しかし今度は、「○○してくれない」って言う相手が居ない。全て自分で黙々とやる事でリハビリして、それが自信になってきたのかもしれない。

何だか誰かが傍に居たら、それがまた戻りそうな気がして。
本当にだらしない所があるから、甘い所があるから、重力にすぐに負けるような所があるから。誰かに期待したり頼る事で、そう言う面々がまた舞い戻るような気がするのだ。
結婚も多くの人によっては素晴らしいものだと思うけれど、自分は今の誰にも頼らない振り回されない自分が好きだったりもする。

kekeさんもAさんみたいに、私が口出ししたら、「俺はカミさんが大事だから」とはっきり思う奴になってくれたらいいな。最近、かなり鬱陶しく、かなりうざい母親になっているらしいけれど、そうして、どんどんウルサがって、早く出て行ったらいいよ。
そう思われている事で結構安心したりする。

自分が独りで淋しいかもしれない事よりも、自分が死んだ後子供が孤独になる事が一番心配だから。
この気持を忘れないように。いつも覚えているように、今日は書いておく事にした。

私が独りで居るのは子供のためじゃなかったから、そんな事を気にしたり思い出したりしてはいけない、って。自分の家族を守って生きてほしい、って。

「でもさ~俺のおかアの母親?旦那さんが戦死してから、俺が大学生で死ぬまで独りもんだったんだ~信じられないよね」
と、Aさんは言っていたけど・・・。
(おいおい・・私もこれからそうなんだけど)悪かったね・・