きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

迷惑な携帯CM

2007-09-10 | 巷の話題
今週末は敬老の日と言うことで、盛んに「おじいさんおばあちゃんに携帯をプレゼントしましょう」と言うCMが流れているが、私はあれに違和感を覚える。

私がじいさんばあさんになって、敬老の日にあんなものを送られても迷惑だ。何故なら毎月基本料金が掛かるからだ。最低でも3000円程度は掛かるし、ちょっとメール送ったり電話したりすれば、5000円近く掛かるだろう。

たしかに便利は便利でよろしいが、あんな簡単に「それじゃおじいちゃんに送りましょう」と言える代物ではない。それともおじいちゃんにプレゼントするあの家族はじいさんの携帯代を死ぬまで負担するつもりなのだろうか。その位裕福な家族なのだろうか。あのCMにはそのような経済的背景は一切伝えられていない。

世の中、年金と言うものが月々幾らもらえるものか知らないが、月々5000円の負担は私の生活レベルを思うと、かなりの負担になる。消費者金融のCMではないが、「携帯を使うには、本人の名義で月々幾ら支払いが必要です」とテロップくらい流してもいいのではなかろうか。

それにあんな孫にもらわれちゃあ、使わない訳にも行くまい。
私こそ自分で買ったものだから、こうしてプリペイドを切って死に体みたいに使っていれるが(最近は目覚まし時計になっている)、人から(ましてや孫から)もらったものではそうも行かないだろう。まぁ、私だったら誰がくれようと「おばあちゃんはお金がなくて払えないんだよ」と言うけどね。そうして、孫に現実の厳しさ、敗者の悲しさを学習させよう。
 
私はあのCMを見るたびに、脅迫されているような気分になってくる。それをさも、綺麗事に「敬老の日」につなげてもってくる辺りがとにかくイヤらしい。
そう感じるのは私だけなのだろうか。