Iさんに「K女子の旦那さんって幾つ年下だっけ?」と訊かれて「7つ下だそうですよ」と答えると、Iさんはうすら笑いを浮かべて「学生時代からの付き合いなんだ、ふぅ~ん」と言うのだった。
「そうです。真面目なお付き合いですよね。」
「男では珍しいタイプだけどね。」
「あのぉ~・・この前Kさんが言ってた通り、そう言うフマジメなのはこの会社と私の前に居た会社だけだと思います。フツウはそうなんです!」
「え~、フツウはこっちだよ。こっちが8割であの人みたいなのは2割だよ。」
「そうじゃないですよ。。」
「でも、sakeさんの知り合いではどっちのタイプが多いのさ?真面目な人を言ってみてよ。」
「えぇと・・Kさんが結婚する旦那さんと、妹の旦那さんと、MTさんとか。。。」
「ほら!3人しか居ないでしょ?そっちは珍しいんだよ!」
「えぇ・・それは私が居た環境が特別、異常なだけで・・・」
「そうじゃないよ、男はフツウはそうなんだよ!」
そして、Iさんは「sakeさんが結婚したのはいつ?」と訊き出した。
「えーと、20代前半です。」(具体的に答えられないのは1度ではないから)
「それじゃ判らないかもね。25を過ぎると恋愛は変わるんだよ。」
「え?」
「25を過ぎると、『好き』とか『付き合って』とかで始まらないんだよ。」
Iさんの説明はこうである。
25を過ぎると、何となくそう言う雰囲気になってしまい、関係を持ってしまうことがある。そして、何となく「今日、ヒマだから映画でもみない?」みたいな成り行きになって二人きりで会う事があるのだそうだ。そして何となく二人きりで行動するから、周りも付き合っているように思われる。もちろん【関係】はそのまま続いている。
「それって付き合っていると言えるんですか?」
「そう、そこがビミョウな所なんだよね。」
「最初はともかく、二度も三度もそう言う状態でそういう【関係】を続けるのは、私なら(遊ばれているのか)心配だし、白黒ハッキリしたいと思うんですけど。」
「そうなんだよ。」
そして、彼女からその言葉が出た時、もうその関係は終わるのだそうである。『好き』という言葉になったらもう終わりなのだそうだ。それまでの余韻が楽しいのだそうだ。
「その時にもう終わり、って思う子と、好きと言われてうれしい子がいるんだよ。」
「へぇ~まるで前の会社のnanuさんみたいです。nanuさんもそう言ってしょっちゅう女の子を変えてました。」
「本当に付き合っている訳じゃないから、お互い自由で干渉しないしね。それでその子が他の男とつきあって、イラっとくるか、『良かったな~』と思うかだね。」
「へぇ~」
こうして私はIさんの【男の恋愛論(仮称)】をとくと聞いて、前の会社の男どもの浮気な付き合い方を理解するようになったのだ。この男の恋愛論(仮称)の理論に基づけば、たしかに彼らのあの付き合い方は間違っていないことになる。
たとえ、この手の人達にどんなに笑われてさげすまれようとも、体の関係や寂しい時だけの責任はとれないような関係を繰り返すくらいなら、1人寂しく余生を過ごすことを私は選びたい。そして出来ることならば、この手の恋愛論(仮称)を説く男達は人類から早々に滅亡して、本当に心から愛し愛され信頼しあえる社会になってくれればいいな~と思うのだった。
つまり、残りの2割の男の人の子孫のみが繁栄することを祈る。
「そうです。真面目なお付き合いですよね。」
「男では珍しいタイプだけどね。」
「あのぉ~・・この前Kさんが言ってた通り、そう言うフマジメなのはこの会社と私の前に居た会社だけだと思います。フツウはそうなんです!」
「え~、フツウはこっちだよ。こっちが8割であの人みたいなのは2割だよ。」
「そうじゃないですよ。。」
「でも、sakeさんの知り合いではどっちのタイプが多いのさ?真面目な人を言ってみてよ。」
「えぇと・・Kさんが結婚する旦那さんと、妹の旦那さんと、MTさんとか。。。」
「ほら!3人しか居ないでしょ?そっちは珍しいんだよ!」
「えぇ・・それは私が居た環境が特別、異常なだけで・・・」
「そうじゃないよ、男はフツウはそうなんだよ!」
そして、Iさんは「sakeさんが結婚したのはいつ?」と訊き出した。
「えーと、20代前半です。」(具体的に答えられないのは1度ではないから)
「それじゃ判らないかもね。25を過ぎると恋愛は変わるんだよ。」
「え?」
「25を過ぎると、『好き』とか『付き合って』とかで始まらないんだよ。」
Iさんの説明はこうである。
25を過ぎると、何となくそう言う雰囲気になってしまい、関係を持ってしまうことがある。そして、何となく「今日、ヒマだから映画でもみない?」みたいな成り行きになって二人きりで会う事があるのだそうだ。そして何となく二人きりで行動するから、周りも付き合っているように思われる。もちろん【関係】はそのまま続いている。
「それって付き合っていると言えるんですか?」
「そう、そこがビミョウな所なんだよね。」
「最初はともかく、二度も三度もそう言う状態でそういう【関係】を続けるのは、私なら(遊ばれているのか)心配だし、白黒ハッキリしたいと思うんですけど。」
「そうなんだよ。」
そして、彼女からその言葉が出た時、もうその関係は終わるのだそうである。『好き』という言葉になったらもう終わりなのだそうだ。それまでの余韻が楽しいのだそうだ。
「その時にもう終わり、って思う子と、好きと言われてうれしい子がいるんだよ。」
「へぇ~まるで前の会社のnanuさんみたいです。nanuさんもそう言ってしょっちゅう女の子を変えてました。」
「本当に付き合っている訳じゃないから、お互い自由で干渉しないしね。それでその子が他の男とつきあって、イラっとくるか、『良かったな~』と思うかだね。」
「へぇ~」
こうして私はIさんの【男の恋愛論(仮称)】をとくと聞いて、前の会社の男どもの浮気な付き合い方を理解するようになったのだ。この男の恋愛論(仮称)の理論に基づけば、たしかに彼らのあの付き合い方は間違っていないことになる。
たとえ、この手の人達にどんなに笑われてさげすまれようとも、体の関係や寂しい時だけの責任はとれないような関係を繰り返すくらいなら、1人寂しく余生を過ごすことを私は選びたい。そして出来ることならば、この手の恋愛論(仮称)を説く男達は人類から早々に滅亡して、本当に心から愛し愛され信頼しあえる社会になってくれればいいな~と思うのだった。
つまり、残りの2割の男の人の子孫のみが繁栄することを祈る。