2週間前だっただろうか、そろそろnanuさんの現場が終わるから、借りてる近くの駐車場も解約しないといけないなと思い、nanuさんに言ってみた。
「あ、それならAさんに言って。Aさんが不動産屋で契約してきたから。」
と言うので、Aさんに今月いっぱいで駐車場は不要になるから解約してください、と連絡した。
「sakeさん、契約書どうなってる?解約する一ヶ月前に申し出とかって言う契約になってないかな?」
どれどれ・・・と調べてみると、その通りになっていたので、
「たしかに1ヶ月前に申し出ないといけないようです。今からだと解約は1月半ばになってしまいますかね?」
「わかった・・・とりあえず今月解約で頼んでみるよ。」
と、Aさんは言っていたが、やはり解約の1ヶ月前に申し出しないとならなかったようで、来月1月の分まで家賃を払わねばならないようだ。
「そうでしたか・・・もったいない事をしました。」
「オレもうっかりしてたよ。」
「これからは気をつけましょう。」
「だな。」
そして、その余計な駐車代を今月末払わねばならない。
払わねばならないのだが、それを振り込むのは社長だ。
もうnanuさんの現場は終わっているのだ。その駐車代をなぜまだ払わねばならないか、彼に尋ねられた際に私はどう答えればよいのだろう。
また面と向かうとシドロモドロになって、余計火に油を注ぐと思い、私はお手紙作戦で行く事にした。振込みをオネガイする書面と共に「駐車場の解約手続きが遅れてしまい、これが最後の支払いです。申し訳ありませんでした。」と添えるメモを書いた。最初に反省の念を示して、これ以上攻撃されるのを防ぐが狙いである。
でも、まてよ?
「申し訳ありませんでした」じゃ、まるで私が全部悪いみたいじゃんか。
私も気がつけばよかったけれど、もとはと言えば駐車場を契約したり解約するのはAさんだし、現場が終わるnanuさんだって、そのくらい気を回しても良かったじゃん。私も反省すべき所はあるけれど、私1人が悪いわけじゃないもん。
と思って、「申し訳ありませんでした」を止めて、「よろしくお願いします」に変えた。
その頃Aさんが事務所に戻ってきたので、そのメモを見せた。
「(もう振り込まねばならないので)こんなメモでいいでしょうかねぇ?」と身振り手振りで示した。
Aさんは「え~」と言う顔をして、「そんな事書かなくてもいいよ。」と言う。
「でも・・何もなければなんでまだ払うの?って訊かれるような気がします。」
「そしたら、オレに指示されたと言えばいいよ。」
「それで平気かしら?」
「Aさんに指示されたこれが最後の支払いだそうです、って言えばいい。」
そして、私は振込み依頼だけを、社長の居ない隙にそっと机に置いた。
社長はやがて戻ってきて、隣の部屋から「sakeくん~」とでかい声が聞こえてきて、行ってみると「nanuの現場、終わったのにまだ駐車場代払うの?」と予想通りに言われるのであった。
なので私はマニュアル通りに「それはAさんの指示です。これで最後の支払いになるそうです。」と答えた。
すると社長は「そうかそうか、そういう話になってるならいいんだ」と言って、振り込んでくれた。
こうして私はまた今日も、カミナリの危機を回避することができた。
Aさんはよく社長のツボを抑えているなぁ。。。
私もこれから更なる観察力をつけて、社員のツボは抑えておきたいと思う。
「あ、それならAさんに言って。Aさんが不動産屋で契約してきたから。」
と言うので、Aさんに今月いっぱいで駐車場は不要になるから解約してください、と連絡した。
「sakeさん、契約書どうなってる?解約する一ヶ月前に申し出とかって言う契約になってないかな?」
どれどれ・・・と調べてみると、その通りになっていたので、
「たしかに1ヶ月前に申し出ないといけないようです。今からだと解約は1月半ばになってしまいますかね?」
「わかった・・・とりあえず今月解約で頼んでみるよ。」
と、Aさんは言っていたが、やはり解約の1ヶ月前に申し出しないとならなかったようで、来月1月の分まで家賃を払わねばならないようだ。
「そうでしたか・・・もったいない事をしました。」
「オレもうっかりしてたよ。」
「これからは気をつけましょう。」
「だな。」
そして、その余計な駐車代を今月末払わねばならない。
払わねばならないのだが、それを振り込むのは社長だ。
もうnanuさんの現場は終わっているのだ。その駐車代をなぜまだ払わねばならないか、彼に尋ねられた際に私はどう答えればよいのだろう。
また面と向かうとシドロモドロになって、余計火に油を注ぐと思い、私はお手紙作戦で行く事にした。振込みをオネガイする書面と共に「駐車場の解約手続きが遅れてしまい、これが最後の支払いです。申し訳ありませんでした。」と添えるメモを書いた。最初に反省の念を示して、これ以上攻撃されるのを防ぐが狙いである。
でも、まてよ?
「申し訳ありませんでした」じゃ、まるで私が全部悪いみたいじゃんか。
私も気がつけばよかったけれど、もとはと言えば駐車場を契約したり解約するのはAさんだし、現場が終わるnanuさんだって、そのくらい気を回しても良かったじゃん。私も反省すべき所はあるけれど、私1人が悪いわけじゃないもん。
と思って、「申し訳ありませんでした」を止めて、「よろしくお願いします」に変えた。
その頃Aさんが事務所に戻ってきたので、そのメモを見せた。
「(もう振り込まねばならないので)こんなメモでいいでしょうかねぇ?」と身振り手振りで示した。
Aさんは「え~」と言う顔をして、「そんな事書かなくてもいいよ。」と言う。
「でも・・何もなければなんでまだ払うの?って訊かれるような気がします。」
「そしたら、オレに指示されたと言えばいいよ。」
「それで平気かしら?」
「Aさんに指示されたこれが最後の支払いだそうです、って言えばいい。」
そして、私は振込み依頼だけを、社長の居ない隙にそっと机に置いた。
社長はやがて戻ってきて、隣の部屋から「sakeくん~」とでかい声が聞こえてきて、行ってみると「nanuの現場、終わったのにまだ駐車場代払うの?」と予想通りに言われるのであった。
なので私はマニュアル通りに「それはAさんの指示です。これで最後の支払いになるそうです。」と答えた。
すると社長は「そうかそうか、そういう話になってるならいいんだ」と言って、振り込んでくれた。
こうして私はまた今日も、カミナリの危機を回避することができた。
Aさんはよく社長のツボを抑えているなぁ。。。
私もこれから更なる観察力をつけて、社員のツボは抑えておきたいと思う。