家に帰ると、kekeが「夕飯なに?」と言う。
「朝煮たおでんと、昨日のカレーでどう?」
「カレーは飽きた。」
「じゃ、チキチキボーンでも買ってこようかな。おでんもあるし。」
「やっぱりカレーでいい。」
kekeはテストが終わり、部屋を片付けていた。
左のモノを右に移しているようなそんな感じの片づけだけど、ガーっと言う掃除機の音が心地いい。
誰かが掃除機をかけているって言うのが、家族っぽくていい。
・・・・しあわせ・・かも。
一人ぼっちでもないし、仕事も気心しれた人たちと、ストレスもあまりなく、贅沢もできないけど、お金に困るってことでもなく、どちらかと言えば楽しくて、案外今の生活、悪くないかも。
背負わねばならない責任もそんなにないし。
10年、とにかく頑張らねばと思っていたけれど、よくよく考えてみると、kekeが10年成長しただけで、離婚したての頃と大きく変わったわけじゃない。
給料もそんなに変わってない。
このゆるさはどこから来るのだろう。
どこに行くのも一人、何をするのも、何を見るのも一人が当たり前になって、そうなるまでは、自分だけが一人で、お皿が欠けているようにそれが悲しかった、だから、強くならなきゃと思って、耳をふさいで走ってきたけど、今ではもう気負う必要もなくなった。
私はひとり。
でも、もしかしたら、一人って言うのは表向きかもしれないし
やっぱり本当に一人かもしれない。
もうそんなのどうでもいいかも。
人がどう自分を捉えようと、どうでもいい。
そんなのに振り回されなくなってる自分がお気に入り。
Nさんのお母さんが亡くなったそうだ。
葬儀は身内だけでそっとするらしい。
「なんだか寂しいな」とAさんは言う。
Aさんは知り合いも友達も多いから、葬儀にみんなに来てほしいらしい。
「私は分かりますよ。誰も来なかったら恥ずかしいから、私も家族だけでそっとします。」
と言った。
だって葬式であまりに人が来ないのも格好悪いし、香典が来なきゃ大赤字になるだろうから。
私は自分の葬式も収支の計算のめどを立てておきたい。
人が自分をどう捉えようと、どうでもいい。
私を強くさせたのは、これかもしれない。
一人でけっこう。
寂しくてけっこう。
惨めで結構コケコッコー。
本当は全然一人じゃないし寂しくないかもしれないし、本当に孤独かもしれない。
でも、その判断って誰がするもの?
「これからヒトカラ行ってくる!今度の忘年会でプラネタリウムかドリカムの♪粉雪が~♪を歌えるようにするから。」
kekeはぶっ。と笑って、「行ってくれば」と言う。
「(自分は)流行っている歌よりも、好きな歌を歌うけどね。」と言って「早く行かないと遅くなっちゃうよ。」と言う。
そして昨日のカレーを食べて、私はカラオケレッスンに行くのだった。
そこにはUGAの新しい機種(UGA NEXT)なるものが置いてあって、さっそく初めて歌ってみた。リモコン操作が早くなったくらいしか、私にはウガプラスと違い感はなかった。
でも中森明菜の曲数が、すごく減っていたのがショックだった。
歌本を見ただけだけど・・・前のウガプラスの時は、ここでしかないいろんなアルバムのかなりマイナーな曲もあったはずなのに、それがメジャーな曲ばかりになっていた。(DAMの歌本と同レベルかそれより少ないの曲数だと思う)※注1
ギョッと思って、中島みゆきの欄もめくってみたが、こちらは前くらい曲があったように思う。どうして明菜の曲があんなに減ってしまったんだろう。。。ちょっとがっかりだ。
本人映像曲は増えたと書いてあったが、まだ詳しく違いは分からない。
とにかく「プラネタリウム」(いきものがかり)と、「連れてって連れてって」(ドリカム)の練習。それから覚えたての「赤い糸」も歌ってみた。(コブクロのどちらかが作って、女優さんが歌っている曲だ。)コブクロだから歌えばみんな分かってくれると思ったけど、・・これもお経になりそうな感じなのでボツにする。
そしてそこそこ練習して、帰宅。
こんな私をカラオケ店の従業員はどう思っているのだろうか。
「あの人寂しい」かもしれないし、そうでないかもしれない。
どうでもいいや、そんなこと。
注1)UGAネクストは曲数が減ったと思ったが、実際には歌本に表示されてないだけで、デンモクでは今まで通りの曲数で予約を掛ける事ができるようである。失礼致しました。
「朝煮たおでんと、昨日のカレーでどう?」
「カレーは飽きた。」
「じゃ、チキチキボーンでも買ってこようかな。おでんもあるし。」
「やっぱりカレーでいい。」
kekeはテストが終わり、部屋を片付けていた。
左のモノを右に移しているようなそんな感じの片づけだけど、ガーっと言う掃除機の音が心地いい。
誰かが掃除機をかけているって言うのが、家族っぽくていい。
・・・・しあわせ・・かも。
一人ぼっちでもないし、仕事も気心しれた人たちと、ストレスもあまりなく、贅沢もできないけど、お金に困るってことでもなく、どちらかと言えば楽しくて、案外今の生活、悪くないかも。
背負わねばならない責任もそんなにないし。
10年、とにかく頑張らねばと思っていたけれど、よくよく考えてみると、kekeが10年成長しただけで、離婚したての頃と大きく変わったわけじゃない。
給料もそんなに変わってない。
このゆるさはどこから来るのだろう。
どこに行くのも一人、何をするのも、何を見るのも一人が当たり前になって、そうなるまでは、自分だけが一人で、お皿が欠けているようにそれが悲しかった、だから、強くならなきゃと思って、耳をふさいで走ってきたけど、今ではもう気負う必要もなくなった。
私はひとり。
でも、もしかしたら、一人って言うのは表向きかもしれないし
やっぱり本当に一人かもしれない。
もうそんなのどうでもいいかも。
人がどう自分を捉えようと、どうでもいい。
そんなのに振り回されなくなってる自分がお気に入り。
Nさんのお母さんが亡くなったそうだ。
葬儀は身内だけでそっとするらしい。
「なんだか寂しいな」とAさんは言う。
Aさんは知り合いも友達も多いから、葬儀にみんなに来てほしいらしい。
「私は分かりますよ。誰も来なかったら恥ずかしいから、私も家族だけでそっとします。」
と言った。
だって葬式であまりに人が来ないのも格好悪いし、香典が来なきゃ大赤字になるだろうから。
私は自分の葬式も収支の計算のめどを立てておきたい。
人が自分をどう捉えようと、どうでもいい。
私を強くさせたのは、これかもしれない。
一人でけっこう。
寂しくてけっこう。
惨めで結構コケコッコー。
本当は全然一人じゃないし寂しくないかもしれないし、本当に孤独かもしれない。
でも、その判断って誰がするもの?
「これからヒトカラ行ってくる!今度の忘年会でプラネタリウムかドリカムの♪粉雪が~♪を歌えるようにするから。」
kekeはぶっ。と笑って、「行ってくれば」と言う。
「(自分は)流行っている歌よりも、好きな歌を歌うけどね。」と言って「早く行かないと遅くなっちゃうよ。」と言う。
そして昨日のカレーを食べて、私はカラオケレッスンに行くのだった。
そこにはUGAの新しい機種(UGA NEXT)なるものが置いてあって、さっそく初めて歌ってみた。リモコン操作が早くなったくらいしか、私にはウガプラスと違い感はなかった。
でも中森明菜の曲数が、すごく減っていたのがショックだった。
歌本を見ただけだけど・・・前のウガプラスの時は、ここでしかないいろんなアルバムのかなりマイナーな曲もあったはずなのに、それがメジャーな曲ばかりになっていた。(DAMの歌本と同レベルかそれより少ないの曲数だと思う)※注1
ギョッと思って、中島みゆきの欄もめくってみたが、こちらは前くらい曲があったように思う。どうして明菜の曲があんなに減ってしまったんだろう。。。ちょっとがっかりだ。
本人映像曲は増えたと書いてあったが、まだ詳しく違いは分からない。
とにかく「プラネタリウム」(いきものがかり)と、「連れてって連れてって」(ドリカム)の練習。それから覚えたての「赤い糸」も歌ってみた。(コブクロのどちらかが作って、女優さんが歌っている曲だ。)コブクロだから歌えばみんな分かってくれると思ったけど、・・これもお経になりそうな感じなのでボツにする。
そしてそこそこ練習して、帰宅。
こんな私をカラオケ店の従業員はどう思っているのだろうか。
「あの人寂しい」かもしれないし、そうでないかもしれない。
どうでもいいや、そんなこと。
注1)UGAネクストは曲数が減ったと思ったが、実際には歌本に表示されてないだけで、デンモクでは今まで通りの曲数で予約を掛ける事ができるようである。失礼致しました。