きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

3人でナイショの夜

2012-12-28 | 今の会社
課長が秀クンに「もう年賀状出すのやめない?」と言ってきた。

「もう出しちゃいましたよ」と秀クンは言い、「カミさんにいつになったら書くの?!と怒られて1時半まで書いてたんだから。」と言う。
課長がそんな事を言うのは今年3回目である。
あの課長が年賀状を止めようと3回も提案するには理由があると思われ、過去の自分を振り返ると、妹に「誕生日プレゼント止めない?」と提案した時はkekeが高校に入ってこれから金が掛かるぞーと言う時だったので(妹もこの前そのように言ってたし)、これから息子さん達が大学・高校と進学するに当たって、無駄なものは排除したいのであろうと勝手に推測した。

私は「来年からはこの3人では辞めましょう~」と提案した。
3人の間ではそうしようそうしようと言うムードになり、口には出さなかったが「ボーナスも無いのにそんなしきたりだけ残されてもねー」と言う暗黙の了解が流れるのだった。

sake「明日、社長ゴルフですよ。」
秀 「そうなの?!」
課長「そうなんだよなー」
sake「それも内々ゴルフですよ。」

そして課長は「これ、一つづつ持って帰らない?」と指差したのは、隣の部屋にあった後からきたビールのお歳暮である。
「そうしましょう、そうしましょう、もう誰も持って帰りませんよ。」と私は調子よく太鼓持ちになった。

そして3人でぞろぞろお歳暮の方に近づくと、
課長「オレ、このエビスでいい?」
sake「いいですよー」
秀 「オレは麺類とかコーヒーがいいな」
sake「ありますよ、ラーメンとコーヒー、ハイこれ」
課長「それじゃ、持って帰るね」
sake「あたしこっちの大きい箱にする、あ、こっちもエビスぅ(^o^)」

そして各自持って帰ろうとしたタイミングでAさんが現れたので、私はカウンターの下にゴロゴロンとエビスの箱を転がし、課長は「それじゃお先に」と紛れて帰り、秀クンは普通に仕事をしているフリをした。

Aさんが居なくなった後、秀クンは「オレだけは30日まで仕事だよ」と言い、「それじゃなきゃ終んないよ」と言う。
家ではゆっくり寝られないしと言うので、「でも~・・」と私は言い、「家に帰ればご飯があるんだから、まだいいですよ」と言うと、「ないよ。」と言う。

「ないですか。」
「作る暇無いって。」
「今は授乳が大変ですからねぇ。それでは買って帰ってるとか?」
「カミさんが風呂に入ってる時とかね、作ったりしてるよ。」

これ以上フォローの言葉もみつからず、私は「あとちょっとですよ、年がら年中の授乳は」と言い、家に帰る事にした。

いつものように見切りスーパーで半額惣菜をみつくろって、それではこれで帰りましょ、と言うタイミングで偶然ビールが見えた。

あっ!!!

エビス、カウンターの下に置いてきてしもうた。。。

時計は8時を回ろうとしている。
あぁ・・そなアホな。
なんであんな大事なものをそのまま忘れてきたんだろう。

まてよ、社長明日ゴルフだから最初にドアを開けるのは私か課長?
いや!
内々ゴルフだから、会社に誰かを呼んで車出させるわ~
あんな所にビール転がしたらゼッタイアカン。

家に帰るとkekeに「会社に忘れ物した取りに言ってくる」と言い、ビール忘れてしもうたと言うと「コンビニで買えば良いのでは?」と言うが、ダメなんだ、エビスビールだよ、ガソリン使っても元が取れるから1時間以内に帰る、では、と言い残し去って行った。

事務所はまだ冷え切ってはおらず、秀クンがさっきまで仕事をしていたのだろう。
私はよいしょと持ち上げると、事務所を後にした。