きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

選挙

2014-12-14 | 父の記録と母の思い出
午後まで待ったが、kekeはオンラインで何かしているようなので一人で出かけた。

こうしてみると選挙は家族(夫婦)で投票に来る人が多いことに気がついた。見回すとひとりで来ているのは自分だけのような気がする。(たまたまかもしれないが)

投票できるようになった二十歳の頃は親が投票に行くと言うのでついて行った。両親は必ず投票に行っていたし、家の中では「投票には行くべきもの」という空気があったように思う。(ただ、妹がここで一緒に行ったことはまったく記憶に無い。)
両親に「誰に入れるの?」と尋ねると、ちゃんと答えてくれたが「そこに入れろ」と言われたことは無い。何となくそこには曖昧な、ぼやけた空気があったように思う。でも私は当時サッパリ政治に関心がなかったので、それでも投票に行かなければならない空気があったので、たぶん親と同じ投票をしていたように思う。

そして実家を離れて、結婚していた頃は選挙に行っていないように思う。
そもそも元夫はそういうことに関心がない人であった。家人でそういう空気があると、強い動機(支持)が無い限り「それじゃ一人で選挙に行ってくるわ」とはなかなかなりにくい。ハナから政治の事は分からないのだから、下手に行ったところでそれが正しいことなのかどうかも分からない。

だから、投票所に行くと夫婦連れが目立つのではなかろうか。
今日はそんなことを考えてしまった。

それから離婚して勤めた先は、社長の遠い親戚が立候補していることもあって会社ぐるみでその人を応援していた。「知り合いには誰それさんに投票するように声をかけろ」と言われ、私はそのまんま素直に実家に行った時に「社長の親戚の○○サンに入れてほしいの」と両親に言った。

すると二人は「分かったよ」「私のあの人はいいと思ってたよ」「あの人は悪い人じゃないよ」等とニコニコしていた。
その人は与党でもなければ第二政党でもない。明らかに落選するようなポジションであったし実際に落選した。今振り返ると、そうでもなければ両親が入れるとはとても思えない人である(ように思う)。

そんなことを思い出して今になると泣けてくる。

あの頃は大変だったと思う。
初めての子育ても、(一方的に責めるつもりはないが)家庭的とは言えない元夫や離婚したこと。
1人で子供を育てたこと。

淋しかった。

でも両親に会えること楽しみだった。

帰れるものなら、もう一度あの日に戻って両親に会いたい。
(でも、もうそれは叶わない。)


昨日のボルシチはパスタにして1人で食べる。