きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeを振り返る

2015-09-08 | 息子keke
昨日はkekeは仕事がお休みだったようだ。
少しだけパソコンをして、あとはほとんど寝ている。
疲れているようだ。

1年前の自分の記事は「ツッコミどころ満載にて」という記事である。
さらに1年前(今から2年前)の記事を読んで、「働かない息子をダメ呼ばわりしていた去年の自分に反省」している記事である。

今から4年前、kekeは大学を辞めた。
その間2年ぐらいは辞める・辞めるなで揉め、kekeは部屋から出てこなくなった。

離婚してからの私は、kekeを大学を出して安定した企業についてほしいのが夢だった。

服も離婚の時に社会人になると言うことで何着か買ったものの、その後はkekeの着れなくなった服を着たり、会社の作業着にキュロットスカートを合わせて着ていた。亡き母が買ってくれた靴は穴があき、北澤と言う同僚が「俺の靴あげましょうか」と言われたほどであった。
息子を大学にあげて、ある程度の大きな会社に勤めてもらいたい。。。。
その線路に乗せるべく、せっせせっせと金を溜めていたのである。

しかしkekeは大学に行かなくなった。
不良になったわけでも、親を困らせようとしたわけでもなく、何か心に引っかかる重いものがあったのだろうと思っている。

当時は言われても分からなかったが、子供の人生を自分の延長のように思って、私は子供に覆いかぶさっていたのだろう。
私は自分の夢と子供の人生をはき違えていたのだ。
今になって振り返るとそんな気がする。

kekeはずっとその重荷を違和感と感じていたのだろう。



そんなkekeが自分1人で仕事をみつけ、働き出して1年が過ぎている。
今月は特に休みも少なく、休日はほとんど寝ているほど働いている。
そして私自身も、そんなkekeに「頑張ってるね」と素直に言える。

kekeとの生活も、車も、職場も、他にも見た目で大きく変わったものはほとんど無いけれど、こうして1年前、2年前と振り返ると、自分の考え方も変わっている。
毎日の積み重ねがいつしか大きな流れに変わっていく。

と言うことは、今どんなに辛いことや哀しみがあったとしても、いつかはきっと解決する日が来る。
無理に今引きはがすようなことをしなくても、きっといつか答えは見つかる。

私はだから、今日も当たり前に働き、料理を作り、部屋を片付け、静かに今日が過ぎていくのを見届けるのだよ。

kekeが健康で、元気で楽しくしてくれればいい。
今はそう思う。

そして悲しいことや辛かったことは、その後で必ず自分の身になるような気がする。
(だからそこから無理に逃げようとすることはないのかも。)