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「おちゃめな老後」/田村セツコさん
この前読んだ田村セツコさんの本が楽しくて、また借りてみた。
何が楽しいって、この方の「生きているって楽しいものよ」というのが、本を通して伝わってくるのだ。
でもただハッピーを待ちわびているだけじゃない。田村セツコさんは、今出会ったものをみんな楽しいものに変えてしまう魔法使いのようなのだ。
一見つまらないようなささいなこと、たとえばシンクの汚れに重曹湿布をして
出かけて、帰ったらきれいに汚れがとれている。そんなことでも「わあ!」って
喜びを感じられるようになると、そのたびに疲れが消えていくんです。(原文のまま)
田村さんは、起こった出来事も、会った人をも、全部このようにハッピーに変えてしまうのだ。
だから読んでいると、ウンウンとまるでお友達になったような気がしてしまう。
一人ではさみしい、でも、人がいたら気を遣うし。わがままですね。
矛盾しているけれど、これが生きるということだと思います。
どっちの道を選ぶのかは、好みの問題なんじゃないかしら。
決してどちらかが完全に幸せで、どちらかが完全に不幸というわけではない。
割り切れるものではないの。それが人生の醍醐味というか、おもしろさでもありますね。
(原文のまま)
たしかに、一人は寂しいけれど、一人は気楽。。。
それは背中合わせでセットになっている。どちらの方がいいとかうらやましいではなくて、自分に与えられた方をニコニコありがたく頂いて、楽しもう。(^o^)丿
田村さんはファッションも自由で楽しんでしまうような人。
80近いのに、黄色のブルゾンもよく着ているのだとか。。。
田村さんのイラストも、原画と印刷物が100%同じになることはないのだそうだ。
だけど、印刷所に預けたらもう口ははさまない。かえって原画より良くなっていることもあります、と書いてある。
「あいまいから広がる世界もあるんです」と書いてある。
そう言う所がすごくいいな~と思う。(^_^;)
私も今まで忙しい忙しいできてしまったけれど、これからはもう少しゆるくなりたい。
忙しいってやっぱりどこか甘えているんだよね。
忙しいから、こうしてもいいだろう的な。。。
でもそこに埋没すると、見失ってしまうことが結構あったりする。
そう言えば、今日も魚にエサをあげにと、お年賀のお菓子を運びに会社に行ったら、偶然社長が会社に来ていて鉢合わせしてしまった。
慌てて、ポストの中のものを出して分けようとしたら、もう帰るって。。。
社長もこんなに休みが長いとヒマなのだろうか。