きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

うちの会社に届いたメール

2004-06-10 | その前の会社
今日、うちの会社のある担当者に届いた仕事上のメールです。
(原文のまま)



「たいへんお世話になっております。
うちの社長は土曜日午後2から3時頃にいく予定だそうです。
はっきりしないうえにあてになるかどうかわかりませんがよろしくお願いいたします。」


これ開けた途端、笑いのツボに入ってしまいました。^o^
誰かに言いたくてたまらなので、ここに記します。

児童扶養手当、減額のお知らせ

2004-06-10 | 母子家庭だから思うこと
役所から封書が届いた。

「こんな変な時期に何のお知らせかいな?」と思って封筒を破くと、「児童扶養手当が減額されます」のお知らせだった。物価指数が前年に比べて-0.3%低くなったので、手当も減額するとのこと。(私の場合は毎月60円の減額だ)よく読むともう既に4月から減額されているらしい。事後承諾だ。

去年も同じ手紙をもらった。毎年毎年、何らかの理由で母子家庭の手当は減額されている。医療負担は逆に増えている。ダブルパンチなのだ。

2年前に施行された児童扶養手当の大改革で、私の児童扶養手当は当初より毎月約1万円減額となった。
一つは、母子家庭の自立を促進する為というお題目で計算方法が変わったのだ(=ろくに働きもしないで税金を使わせるなと言わんばかりの通知の内容)。それで約5000円減額。
もう一つには、貰っている養育費の金額に応じて手当が減額される事になり、私の場合はこちらでも毎月5000円程度減額されたと思う。(同時に役所へ養育費受給額の申告が義務付けられた)
たしか、合わせて1万円前後(毎月)の減額だった記憶がある。そして、物価が下がっているからと、こうして去年今年と、ビミョウに額が減らされているのである。

逆に医療費は6年前無料だったものが、毎年徐々に負担が増え、今は一割負担だ。
2年前に歯医者で治療を受けていて、あと7本だか8本だか治さねばならない歯があるそうだが、通うのを辞めてしまった。(お金の問題だけでなく、丁度日が短い季節だったので子供を暗い部屋で待たせるのも嫌だったのだが)
歯医者の前を通る度に良心がうずくが、あと7本8本だと幾ら治療費がかかるんだろう・・と思うと、「やっぱりしばらくいいや、虫歯が痛くなる前にポックリ死んでしまうかもしれないしな」、なんて思う。

全ての、こうしたあまり快く無いお知らせが、事後承諾のリーフレット1枚で味も素っ気も無くやってくる。毎年毎年。
こちらも税金を頂戴している身分だから、しょうがない。医療費も、『普通の家庭』では3割負担であるし、文句は言いたいが、声を大にしては言えない。

しかし、一つだけ個人的に言いたいのは、児童手当(一人親家庭の児童扶養手当とは別物、小さい子供の居る全世帯が対象となるもの)だ。

この児童手当、私が事務職についた6年前は所得制限があり、年収600万(手取りでは無い総収入で)の者は受給できなかった。それが4年前位から所得制限が緩み、年収600万でも申請すると、毎月5000円なり1万円なり貰えるのである。
片や、年収200万台の世帯がこうして年々福祉から切り捨てられ、医者に行くのも躊躇っているのに、年収500万だの600万だのの世帯に新たに税金をばら撒く必要は無いんじゃないのかい?と思ってしまう。本心は。

年収が2倍3倍違おうと、家賃も肉も野菜も値段は同じ。貧しい弱い者を支援するのが『福祉』ではなかろうか。(貰っている身分の者が言う事は説得力に欠けますが)

せめて子供だけでいい。
就学前の児童と同等に医療費を免除しては貰えぬものだろうか。

ちなみに、私の児童扶養手当の受給額は、毎月18,740円になった。


※児童扶養手当、児童手当のリンク先は見やすいHPにしました。
内容は各自治体により、若干の違いがあるかもしれません。

子供と一緒に過せる日

2004-06-09 | 母子家庭だから思うこと
kekeさんの部屋にベッドを置こうという話が出ている。

前々からその要望は出ていたのだが、本棚をどかさないとベッドのスペースが取れない。私一人で本棚を動かすのは大き過ぎてちょっと無理。「本棚を一度空にして二人で動かさないと、ベッドが置けないよね」と言いつつ、だらだらした親子はそのまま半年、1年と過してしまった。

もう親と一緒に布団まで並べるのは我慢ならない!という感じで、kekeさんは通販カタログを眺めていて言った。
「でも、ベッド注文していいのかな?」
「どうして?」
「だって、(僕が)この家に居るのは、あと4年だもん、もったいないよね?」

高校卒業したら、自立して一人で暮らすそうである。
「だったら、その後で私がベッドを使うからいいよ。」と言った。

  あと4年半ちょいか。
  高校卒業か。

何てあっと言う間なのだろう。
二人ぽっきりで生活して6年が過ぎた。残り二人で暮らす時間は、今まで二人で暮して時間より短いのである。

子供が小さい頃はこの時間がずっと続くのだと思ってた。
自分の時間が欲しい、とか、好きな服が買いたい、とか、そんな事ばかり考えていた。
早く子供が大きくなって自由になれたらな、と思っていた。

皮肉なもんだ。
そこそこ手が離れて、料理なんか始めちゃって「最近やっとゆとりが持てたな~」と思った頃には、もう子育ては終息に近づいているのである。
今になると、いろんな事が懐かしい。
一緒にお風呂に入った頃もあった。最初は別の布団に寝ていても、こっちの布団にゴロゴロすり寄ってきた頃もあった。
いろんな時代があった。

そんなことを思い出して、風呂に入りながらうるうるした。

さて、本棚はいつ空になって動かせるのかな?

気に入らないから「離婚」ですか?

2004-06-08 | 母子家庭だから思うこと
昨日、ある新聞の悩み相談コラムを読んだ。

「娘が結婚相手を家に呼んだが、妻(母親)が彼に対して不機嫌な対応をする。こんな(娘の結婚を心から喜べない了見の狭い)妻とは、娘の結婚後に離婚したい。」という内容だったと思う。
「それで解答者はどう答えるんだろう?」と思って、次を読んでみると、
「了見が狭いのはあなたですよ。その娘と母親の間を取り持つのがあなたの役目ではないですか」と言う内容が書かれていた。
これこそ、「よくぞ言ってくれたよ!」。スッキリした!という気持になった。

離婚というものに掛かる様々な私の思い。
こんな暗いカテゴリーを作ったら、誰もが去っていくだろう、と覚悟して立てました。

もちろん、この先ほどのお父さんも今までさぞかし様々な思いがあった事だろう。もちろん今まで我慢して来た事もたくさんあったと思う。話し合って奥さんも改めなければならない点があると思う。
でも、「気に入らないから離婚」と簡単に離婚が言えるのは、男の人が圧倒的に多いような気がする。(女の人が一時の感情で「離婚よ!」と口先で言うものは潜在的に全く違う物だと解釈する)常識的に考えて、大きな娘が居る年代の女性が急に夫から「離婚しろ」と言われて、困らないはずがない。その事に対する躊躇は何も無いのだろうか。

余りにも最近、このような話が多過ぎる。
どうしても生理的に上手くいかない、どうしても受け付けられないと言う状態は、私も分かる。でも、この程度のストレスで簡単に「離婚」が口に出せるのは、経済的に強い男の人ならではじゃないのか?と感じてしまう。社会的に自立が難しい立場に居る女性はこの程度のストレスは、当たり前に感じながら生きていると思う。「相手が~だからダメだ離婚だ」と諦めないで、ここから良くなれるように折り合って行くのが『人』と言うものではないだろうか。

事件がある度に「相手の心の傷みを感じない人が多い」という言葉が出る。
今日も朝、ニュースで聞いた。
むしゃくしゃしていたから、ベビーカーにタバコを投げつけたという40歳の男性の話である。
ベビーカーの赤ちゃんは火傷をした。「こんな大事になるとは思わなかった」と男性は言う。何故、やる前に「やったらどうなるか」想像できないのか。

ニュース・事件だけでは決して無く、「相手の傷みが判らない」と言う小さな片鱗は日常生活のあちこちにあるような気がする。それがたまたま特別突出した形が、世に出る事件なのだと私は思う。

「合わないから離婚したい」
男の人はそれでいい。離婚しても今までと同じように働き、そのお金で生活するだけだ。しかし、急に言われた女性はどうなるのだろう。ある年齢を越えたら、仕事をみつけるのも大変なのに。
そんな結婚を選んだ女性が浅はかだと言うのか。それなら結婚選ばず出産もせず、男性と同様に自立する女性を何故もっと美化しない?

離婚率の増加に、出産の減少。
その一因に、このような夫婦の温度差があるからだと思っているのは、私だけだろうか。

これが噂の・・・

2004-06-07 | その前の会社
今日は某機関まで、証明書を取りに行った。

先週、うちの会社の営業Aさんに頼んだ所、営業Aさんが窓口で喧嘩してしまったそうで、書類を書き直して私が向かったのである。
上司BRさんもこの頃、とても機嫌が良く「お姉さん、オシャレして行きなよ、ついでに買い物でもして来ていいよ。」と言ってくれたので、気分も良くLet’go~!^o^という感じだった。

しかし、行ってみて、何故営業Aさんが喧嘩をしたのか分かった。
「お宅の会社には証明書が出せません」と言われたのだ。
営業Aさんのニュアンスでは書類を書き直して喧嘩せずおとなしくしていれば、証明書を出してくれるものだとばかり思っていた。
私も役所や社会保険事務所や、ハローワークによく様々な手続きを取りに行くが、こんなにぞんざいな扱いを受けたのは、ここの機関が初めてだった。

うちのやり方も完璧では無かったのだが、それにしても去年までは全く同じやり方で証明書を出してもらっていたのに、急に今年から「これでは出せません」とは・・・。
例えば、「後で会社に戻ってから、こういう書類を送ってくださいね」とか「次回からは気をつけてくださいね」と融通してくれるとか、「今年の何月からはこうでないと証明書は出せません」とかアナウンスが前もってあっても良いのでは・・・。今からでは、ほぼどうする事もできなく極めて困難な状態、しかもこの証明書が無いと、会社が(無くなりはしなけど)行政的にうちが困ってしまうような種類の書類なのである。(その重要さももちろん分かっているはずなのに)

それも、このネットの時代に、いちいちここまで2回人間が足を運んで、「お宅には出せませんね」みたいなノリでは・・しかも郵送では受け付けないと言う。これが民間企業ならとっくに誰からも相手にされないだろう。

それも、こちらからお金を貰っているお客様の立場なら、まだしも、逆にこちらが定期的に運営費を払ってここの運営の一端を担っていると言ってもおかしくないのに・・・この扱われ方は一体何??
これが噂の天下り機関と言われるものなんですね。

あまりに何とか日の丸なので、ボーゼンとしてしまいました。
今からどうすればいいんでしょう・・・???

宝くじの続き

2004-06-06 | 占いのいろいろ
昨日は、宝くじの件でさんざうちの会社の者をコバカにして、最後のコメント欄に、【まったくどっかの社長さんは100枚買って当たるのかどうか・・?】と締めくくった私であるが、社長が100枚宝くじを買ったと聞いて、
「いや~、この前のニュースで見た所、みずがめ座の人は一番宝くじが当たるそうですよ~当たるかもしれませんね~^o^」
と心にも無いお世辞を、また言ってしまったのは、他ならぬ私です。
我ながら、どうしてこうやって心と裏腹に音頭取りをしてしまうのだろう。
社長はみずがめ座なのだ。

よく考えればこれこそ見え透いたお世辞なのだが、社長は賭け事が大層好きで、自分が当たりやすい選ばれたタイプだと聞いて、ニコニコした。そしてこんな事を言い出した。
「sake君、宝くじに30万円当たった時、人は血液型によって次の4パターンに分かれるらしいよ。
1. 当たった30万を全て一夜で使い果たす
2. 当たった30万を全て貯金する。
3. 当たった30万を半分使って半分貯金する。
4. 当たった30万を誰にも言わずにこっそり使う。」

社長に拠ると、1はB型、2はA型、3はAB型、4はO型、だそうだ。そして
「俺はA型だけど、1だな、あっはっはっは!」と言った。そして傍に居たnanuさんも「俺もO型だけど、1ですね。あっはっは!」と言った。そして、nanuさんは宝くじを速攻買いに出かけた。
宝くじが好きな人は概して1の人が多いのかもしれない。

とにかく、あまりに社長が気を良くしたもので、1時間後に宝くじを買っている上司BRさんにも「みずがめ座の人は宝くじが当たるそうですよ」と、また心にも無いお世辞を言って喜んで貰った。
上司BRさんもみずがめ座なのだ。

ふと気がついたが、もしかしたら、「みずがめ座の人は宝くじに当たりやすい」と言うよりも、「みずがめ座の人は、よく宝くじを買う」のではなかろうか。
うちの会社にみずがめ座は3人居るが、その中で1人が3万買い、もう1人が2万買っている。
社内で残るあと1人のみずがめ座は私だ。あの2人と同じ星座なのが信じられない。
それから、私はB型だが、たぶん30万当たっても人には言わず、こっそり全部貯金に当てると思う。もっとも買わないから、当たることも無いのだが。

宝くじが買える人

2004-06-05 | その前の会社
ひぃ、ふぅ、みぃ・・あと4万円。

この4万円で給料日までの残り3週間を過す。
ちょっと今月はペースが速かったか、でも、毎月こんな感じだ。
今月の残り大きな買い物は、米(5kg)とkekeさんの携帯の基本料。部活の体操着も襟がボソボソ破れてきてしまった。他のクラスメートは体操着をどの程度までボロボロに着るものだろうか?もう注文に出すべきか。まだこの程度なら着れるだろうか。
恥ずかしくて、なかなか人には訊けない所だ。皆さんはどうしてます?

昨日そんな事を考えていると、某銀行から上司BRさんにアポが入った。
某銀行からこちらに訪問など滅多に無い事なので、「なんだなんだ?」と思ったら、宝くじを売りに来るらしい。仕事のついでに宝くじなのか、宝くじの前座で仕事の話があるのかよく判らない、そんな登場の仕方であった。

しかし、上司BRさんは大層機嫌が良かったので、「おーい、これから宝くじを売りに来るから、買う奴はsakeさんにお金を預けてな~」と言った。
OROさんと言う人が「sakeさん、それじゃ立て替えて買っといて。ヨロシク」と言ったので、「(あなたに貸す様な)お金は持ってません!」と言った。そういう事すぐ言う奴が居るから、私は毎日300~500円しか持ち歩かないのだ。
そしたら、「ちっ、しょうがないなぁ~お釣り1000円頂戴」と言って、OROさんが差し出したのは、1万円札であった。
(い、一万円……?!)
はぁ~…
この1万円があったら、うちは何日飯が食えることだろう。彼はこのうち9000円で宝くじを30枚買うと言うのだ。

社長は「もう俺は3万円宝くじ買っちゃったよ!」と言い、nanuさんは「銀行が売りに来る宝くじより、俺は自分の足で当てるくじを買いに行く!」と宝くじを買いに出て行った。

しばらくして銀行員が登場し、上司BRさんはホクホクと2万円宝くじを買っていた。
そして、「(nanuさんは自分で買いに行ったけど)銀行員から直接買うと、こうやって、好きな組番が見て選べるんだよね。だから、俺はこうやって自分で引いて運をつかむのさ!^o^」と言った。(しかし、まだ一度も当った事がないらしい。)
だから、宝くじの最終日この日だけ、我が社は某銀行のお得意先になるのだ。

しかし、この金銭感覚の違いに唖然とする。
片や3週間を4万で過そうと言う者と、何万円を賭け事に使える者が居る。

よく「金が無いから、宝くじでせめて夢を買う」と言う人が居る。
しかし、本当に金が無い者は夢を買う金など無い。
現実でいっぱいなのだ。

宝くじが買える人は金があるから買えるのだ。
宝くじを買いつつ「金が無い」と言うのは甘えだと思う。
年金や税金を誤魔化しても宝くじは買っていた、なんて事は無いよね?

うちの会社は、みんなちゃんと天引きして、年金も税金もきちんと収めているのだから、幾ら宝くじを買っても自由なのだ。

…が、給料があまりに違い過ぎるんじゃなかろうか。。。

面談~普通の家庭で過せること~

2004-06-04 | 母子家庭だから思うこと
昼休み、社長にタバコを買って来いと言われて外に出ると、kekeさん達の下校姿とぶつかった。
またしても反射的に退いて身を隠してしまった。が、子供らは信号待ちでいつまでもその体勢そのままでいる訳にも行かず、「やぁ~^^;」と言った。
やっぱりこういう場面で出くわしてしまうと恥ずかしいのだ。
「タバコ~?!」とkekeさんが驚いたので、「あ、これは社長のだよ~」と言った。
それで、「今日は3時だよね」と確認した。

3時から三者面談だったのだ。
中間テストの成績がちゃんと出ていたら一言二言あったのだろうが、それも無く、「時間を決めて勉強できるといいね」とか「これから少しづつ(進路の)方向を考えていけるといいね」と言う話で面談は終った。

kekeさんは『普通』に中学生活を送っている。
お父さんが居ない事を除けば。
病気も無く、友達もクラスも勉強も『普通』に過している。
私達はうまくいっているんだ。

今、長崎の小学校の事件が取り上げられている。
「加害者の少女は『普通の家庭』の普通の子でした」とニュースは伝えている。

2度3度と、4度5度もこの言葉を耳にすると
「(普通でない家庭環境の子供なら判りますが)少女は『普通の家庭』の普通の子だったんですよ」と、聞えてくるのは、私だけだろうか。
この場合の『普通の家庭』では無い家庭とは、どのような家庭を指すものなのだろうか。うちのような母子家庭もそこに含まれるのだろうか。

何か悪い結果があるたびに、人は原因を探る。
自分が悪いと思ったり、誰かが悪いと思ったり。
今まで失敗経験の無い人ほど、その傾向が強いように思う。
「どんなに頑張っていても間違いではなくても、時に人は決定的なパンチを喰らう事がある」
生きていく事は、それを少しづつ心に刻んで歩く事のように思う。

私達二人の家庭は今うまくいっている。
私だって「そりゃそうだよ、私はいつも子供の事だけを考えて暮しているもん。夜遊びもしないし」って思いたいさ。
でも、そう思ってしまったら、「(普通でない家庭環境の子供なら判りますが)~」と同じ考え方になってしまうだろう。たまたま今、私達はうまく回っているんだ。
これから、雨の日もあるかもしれない、風の日もあるかもしれない。

だから、今日の幸せに感謝しよう。

養育費4

2004-06-03 | 母子家庭だから思うこと
もう6月。先月の伝票処理をまとめる為に通帳記入に行った。
と言っても、会社の通帳はここらの金融機関だけで6冊あるのだ。付き合いやら融資やらで、こんなに通帳が広がってしまった。

  ついでに、養育費が入っているかどうか確認しよう。
  先月が先月だったから、気が重い。

あれから、考えた。
もう会話すら無い関係では、養育費を振り込み続けるのにも抵抗があるかもしれない。
今まではkekeさんの居ない時間に養育費の話を続けてきたけれど、「今度子供が居たら電話替わるから」と申し出たのだ。

そしてもう一度催促する時に、最後にkekeさんと電話を替わった。
その時kekeさんは「(疲れているし)別に話すことが無い。」と言った。
連絡を絶とうとした父親と「話す気が無い」という子供。
これが現実なんだ。
茶の間のTVの「ひと目でも会いたい親子」コーナーなんて、あんなの嘘なんだよ。

でも、電話はkekeさんに代ってもらった。
二人はしばらく話をしていた。野球のポジションの単語があの時に出ていたと思う。

  記帳をすると、
  ちゃんと数字が振り込まれていた。

  たまたま今月は金があったのだろうか。
  子供と会話したことが何かを変えたのだろうか。

  これも一つの「ありがとう」なのだろうか。

交わる事で傷つく事もあるし、知らなくて済ませたい事もある。
でも、これが現実だから。
もう中学生だから。男の子だから。
間違いなく揺るがない親はここに居る訳だし、彼がもしも違う接し方で傷つけるような事があったとしても、それは現実だし、いつかは乗り越えなくてはならないものだから。

養育費の問題は、子供と2人で考えていかねばならない問題なのかもしれない。
いろんな出来事を越えて、いつかは「ありがとう」が言えるように。

なれるのだろうか。

メガネ初日とは

2004-06-02 | その前の会社
工事部長がメガネを掛け始めた。(※注1)
でも、あまり違和感は無い。ちょっとオジサンっぽくなったかな~という程度である。

半年前に社長がメガネを掛け始めた時はすごかった。
普段、「黒ひょう」みたいな人が、メガネを掛けると「カトちゃんぺ」みたいになってしまう。
だから、社長がメガネを掛け始めた第一日目の朝は私とて大層気を遣った。
話題にしないのも、かえって「似合わないですよ」と言っているようなものだよな~と思って、コーヒーを入れながら、「そのメガネ、お似合ですね。インテリジェンスって感じですよ。」と言った。
社長もそうだろ、そうだろ、という感じであった。

しかし、それから、うちの会社の人々が事務所に現れると、皆が口々に笑い出した。
やっぱり社長にメガネは似合わなかったのである。
似合わないだの可笑しいだの言われる度に社長は私に同意を求めてきた。
「女の目から見ると、似合うよなぁ~sake君。」
と言われ、今更引っ込みもつかず
「はい、お似合でございマス。」
と相槌を打った。

しかし、やはり誰が見ても似合わないのか、「お似合だ」と言った私はやがて周囲から孤立してしまった。
ついには「これからボーナスだから、sakeさんは(査定の為に)社長にお世辞を言ってるんだろう」という者まで現れた。
一生メガネのお世話になるからsakeさんはお世辞を言ってあげたんだな~という良い方向にへは誰も想像力が働かず、「これからボーナスだからお世辞」と解釈する想像力。一体ここの団体はどういう頭をしているのだろう。

それにしても、社長も工事部長も私より5つ年上である。
私も5年後は老眼鏡のお世話になるのであろうか。
私の場合は遠近両用だ・・・一気に老け込んだ気分になる。

※しかし未だに工事部長は老眼鏡だとは認めず、乱視でメガネを作ったことになっている。