きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

夏賞与 希望的観測

2004-06-30 | その前の会社
ニュースを見ると、世間ではボーナス平均が40万とも50万とも聞く。
このようなニュースを見ても、悲しいとも悔しいとも思わなくなった。
この国の何処かでは、そういう世界もあるんだな~と思うだけ。

営業Aさんは「もうすぐボーナスだな」と言った。
これで3回か4回は聞いたように思う。
「ボーナスが入らないと、もうすぐ子供が生まれるからな~」と言う。少しでも「これからボーナスだ~」と雰囲気をかもし出す為の涙ぐましい努力のように見える。

予定では、もう少し月末は潤うはずだったのに。(T_T)
上司BRさんの現場の他にも入金予定が延び、悲しい月末になってしまった。

それでも、返済関係はどうにかお金を回せたし、業者さんとの支払いも約束通りに払えた。個人的には「これでもギリギリ払えて良かった~」と思っている。
税金までは、とても払いきれなかった。
ボーナスの前に払わねばならないモノが、まだまだあるのである。

うちの会社から「ボーナスは必ず貰えるものではない」と言う概念が生まれたのは、一昨年の暮れからだと思う。それまではボーナスは必ず支給される物だと誰もが思っていたのだ。
一昨年の暮れにボーナスが無くなった時は、社員の上から半分位までの人は呼び出されて、説明があったと思う。私などは後で噂に聞いて、「あぁ~無くなったのね」と思った。下々の者にはとうとう説明も無かったように思う。

その日を境に、急に社員の態度が急にグレたりする事は無かった。
でも、長い目で見ると、やっぱりこの1年半で少しづつ、目には見えないモノが積み重なって来たように感じる。いわゆる「社員の志気が下がった」と言う奴だ。

  ほんの些細な事だけど、それが少しづつ積み重なっている。
  希望が失望に変わるのを、観測してしまう時。
  同じように笑っていても、何かが変っているんだ。

Aさんもボーナスが出るとは100%は思っていないのだろう。でも、出ないと困るから「これからボーナスだよな~」と、ボヤいてしまうのだ。
この半分諦めたような、半分希望的観測を秘めたムードは、なかなか居心地が悪い。出るにせよ出ないにせよ、早く発表して頂きたいと感ずる。

しかし、今はお金が無い。訊くのも野暮なのだ、分かってる。
ボーナスが出なくても、やっぱり事情説明は下々の者もほしい。要はそれって気持の問題でもあるからだ。