きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

面談~普通の家庭で過せること~

2004-06-04 | 母子家庭だから思うこと
昼休み、社長にタバコを買って来いと言われて外に出ると、kekeさん達の下校姿とぶつかった。
またしても反射的に退いて身を隠してしまった。が、子供らは信号待ちでいつまでもその体勢そのままでいる訳にも行かず、「やぁ~^^;」と言った。
やっぱりこういう場面で出くわしてしまうと恥ずかしいのだ。
「タバコ~?!」とkekeさんが驚いたので、「あ、これは社長のだよ~」と言った。
それで、「今日は3時だよね」と確認した。

3時から三者面談だったのだ。
中間テストの成績がちゃんと出ていたら一言二言あったのだろうが、それも無く、「時間を決めて勉強できるといいね」とか「これから少しづつ(進路の)方向を考えていけるといいね」と言う話で面談は終った。

kekeさんは『普通』に中学生活を送っている。
お父さんが居ない事を除けば。
病気も無く、友達もクラスも勉強も『普通』に過している。
私達はうまくいっているんだ。

今、長崎の小学校の事件が取り上げられている。
「加害者の少女は『普通の家庭』の普通の子でした」とニュースは伝えている。

2度3度と、4度5度もこの言葉を耳にすると
「(普通でない家庭環境の子供なら判りますが)少女は『普通の家庭』の普通の子だったんですよ」と、聞えてくるのは、私だけだろうか。
この場合の『普通の家庭』では無い家庭とは、どのような家庭を指すものなのだろうか。うちのような母子家庭もそこに含まれるのだろうか。

何か悪い結果があるたびに、人は原因を探る。
自分が悪いと思ったり、誰かが悪いと思ったり。
今まで失敗経験の無い人ほど、その傾向が強いように思う。
「どんなに頑張っていても間違いではなくても、時に人は決定的なパンチを喰らう事がある」
生きていく事は、それを少しづつ心に刻んで歩く事のように思う。

私達二人の家庭は今うまくいっている。
私だって「そりゃそうだよ、私はいつも子供の事だけを考えて暮しているもん。夜遊びもしないし」って思いたいさ。
でも、そう思ってしまったら、「(普通でない家庭環境の子供なら判りますが)~」と同じ考え方になってしまうだろう。たまたま今、私達はうまく回っているんだ。
これから、雨の日もあるかもしれない、風の日もあるかもしれない。

だから、今日の幸せに感謝しよう。