きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「産まない」「産めない」、さてどっち?

2004-06-19 | 女だから思ったこと
昨日の昼休みにうちの会社の人と喧嘩しそうになってしまった。

お昼の番組を観てて、手鏡で捕まった容疑者に「これで無罪になるのかね~」「でも、携帯におかしな画像も所有してたんでしょ~?ね~」なんて言っていた辺りはめちゃくちゃ意気投合してたのに、TVが「少子化」の話題に移ってから、喧嘩しそうになったのだ。

どこから喧嘩しそうになったのかすら、よく判らない。
「でも、最近は不妊だって多いんだから、産みたくても産めない女性だっているんじゃないの?」
「いや、昔はそういう問題があっても、今と違って表に出せ無かったんだよ」
という辺りから、だんだん意見が合わなくなってきて、最近は結婚もしないで働く女が増えてウンタラとなって、最後には
「私はもし娘が居ても、『結婚して子供を産む事が女の幸せ』だとは絶対に教えない、いや、教えられない!!!」
となってしまってた。

そんな事もあって、昨日のバニラちんとチロさんのコメントは頭に来てて尚更醜いコメントになってしまった。実はそんな裏事情もあったのだ。

そう言えば前にも、父に「近頃の女は子供を産まない」と言われて、牛丼屋の店内で喧嘩した事があった。
「女が産まない」んじゃなくて、「産・め・な・い・の」だ、と。

「女が子供を産まない」等と言われると、どうしてこんなに頭に血が昇るんだろう?自分でも不思議だ。
少なくても私は「産まない」という選択をした事は無い。それどころか「一人っ子は可哀想」と言われて、不妊治療の門まで叩いた口である。しかし皮肉にも、子供が一人しか産めなかった為、結果的に今の生活は成り立っている。

産みたくても産めなかった時期の経験が、頭に血を昇らせるのだろうか。
「授からなかったから結果的にはこれで済んだじゃないか」という思いが血をたぎらせるのだろうか。
子供が3人居たら、離婚すらできなかっただろう。他の女と再婚するために出て行く夫の足元に泣きながらすがりつく事が、彼らの言う『女の幸せ』と言うものなのだろうか。

もちろん、素晴らしい男性はこの世にもっとたくさん居るはずだよ。
彼らはそう言いたいんだろう。
レールからはずれて結婚せず子供を産まない方がおかしいって。

でも、結婚って崩れる時は一瞬で崩れるんだ。
その一瞬までは誰もが「自分はまさか崩れない」って思っているものなんだよ。
崩れた時に、男の人はそんなに痛くない。
最初から稼いでるし、家に戻ろうと思えば戻れる事もできるし、他の生き方もあるから。
それほど女は、男の人を頑なに拒む事はしないもの。

本当は「産まない」でも「産めない」でも、そんな事はどうでもいいんだ。
少子化になったのは女のせいばかりじゃない、って事が言いたかったんだよ。