きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

チクタク食堂(下)/高山なおみ

2013-04-19 | 読んだ本

図書館の返却棚でみつけた本。
チクタク食卓(下)/高山なおみ

私の大好きな高山なおみさんの本である。
初めて出会ったのもたしか図書館だったと思う。
「野菜だより」と言う料理レシピの本だった。

その時おいしさに感動して、このドケチな私がその後に3冊高山さんの本を買ってしまった。
そんな高山さんの本である。

この本は2005年の1年間に、高山さんが食べた食事のほとんどを写真入りで紹介していて、これと思うものは手書きのレシピが添えられている。(この本は下巻なので7月から翌年1月7日までの食事である。)

しかしすごいと思いませんか。
1年間の食事が全部写真に撮られて、レシピもつけて本になるなんて。

それで読んでみると、食事の内容も肩の力が抜けてて、すごく自然な食事なのだ。
「あ、私にも何だかできそう」的な。
たまにインスタントラーメン食べてたり、自分は前日の余りのカレーを食べていて、旦那さんは違うものを食べていたり、そんな日もちゃんと正直に写真に納まっている。そして稀に撮れない日があったりして、「写真ナシ」となっている。
料理家と言う肩書きを持ちながら、凝った料理が無い。

こう言う抜け感がすごく好きだ。
頑張らないで居て、たしかな幸せが伝わってくる。

明日もあさっても、同じ日が続くのだろうと思えるから、こう言う企画ができるのだろう。
私だったら、年の途中で旦那が出て行ってしまったらどうしよう、とかいろいろ、そんな事まで考えてしまう。

ゆるぎなく素朴で、毎日に信頼できる強さ。

この本、ほしい。
でも上・下巻合わせると3,200円かぁ。。。ちょっと悩むね。

東急東横線

2013-04-19 | 日記
今日は課長のミッションで渋谷まで。

電車で渋谷なんて、何年ぶりだろう!
車では何度か通り過ぎてみたけれど電車は少なくても、kekeが生まれてからは来ていない。
20数年ぶりだ。

人の流れるままに歩くと、噂のヒカリエが見えた。
そのうち来てみたいけど、来るとしたら電車になるのかなぁ。

そして私はここから東急東横線へ。
噂によるとこの頃は横浜までつながっていると言う。

不安なので要所要所で駅員さんやインフォメーションセンターのお姉さんに尋ねながら、人の行く方向へ歩いていくと、やがて東急東横線のホームにたどりついた。


日本語ではないリクルートスーツの女子達が駆け出して、乗った電車は各駅ではないので
間に合わなくて良かったみたい。

車に乗れなかった私は、学生時代からずっと電車に乗ってきていたけど
写真を撮るチャンスが、電車にはあるかもしれない。
そんなこと、昔は考えたこともなかったなぁ。

今日はゆっくり腰掛けてしまったけれど。。。

鍵のキーホルダー

2013-04-18 | 今の会社
秀クンは私に用事を頼まない人である。

いつかカギにつけるキーホルダーに文字を入れようとしていたので、「私でよければやりますけど。」と言うと、「こう言うのも好みがあるんだよね、自分の好きなようにセンス良く作ってお客に渡したいから。」と言って夜遅くまで仕事をしていた。

そんな秀クンでも、最近は家に早く帰りたい。言わずと知れた妻子持ちになったからである。
そこで私に用事を頼むようになった。

先日は「sakeさん、ミッションがあるんだけどいい?明日中にやってくれればいいんだ。」と言い、「いいですよ」と言うと、カギにつけるキーホルダーに文字を入れてくれ、と言う用事である。

「こう言うのはこだわりがあるから指示通り作って。」
「ハイ。」
「文字はゴシック体でね。」
「そうですか。」
「だって、明朝体だと数字が変でしょ。」
「そうですね、私もゴシック体の方が好きです。」

「後は紙に書いておくね。」と秀クンは言い、しばらくするとメモがやってきた。
そこには「9mm、白(テプラテープの幅・色の意味)余白は極小」と書いてあり、
その下に
「エントランス
 ○○室
 ××室
 201号室~203
 301号室~303
 シャッター    」

などと書いてある。
私はこのメモを見ながら「203と言うのは203号室の方がいいですよね?」と言うと、「そうだね」と返事が返ってきた。

そして翌日、自分は最高のセンスを酷使してキーホルダーの文字を作り上げていった。。。。
これで秀クンも私のセンスの良さが理解できるであろうと思いながら。


さらに翌日。
秀クンが「sakeさん」と言い、結局これ作り直したんだよ、と私の作ったテプラテープを見せた。

「は???」
「なんでだか分かる?」
「なぜでしょう?」

秀クンはこれを見て!と言わんばかりにキーケースを開ける。
私が覗くと、ジャン!新しく作られたキーホルダーははるかに数が多く何故でしょう?と思ってみると

「201号室~203号室なんて鍵があるわけないでしょ、部屋はバラバラなんだから。」と秀クンが言い、「よく考えてごらんよ。」とまで言う。
(いや、私も変だなぁと思ったんだけど、非常階段のドアのカギか何かだと想像していたのだ。)
見ると文字も私が作ったより2段階ぐらい大きく、それが秀クンの好みのようだ。

しかしあれだけ「メモの通りに作って」と言うから作ったのに。
それだったら、メモの文字を
「201号室~203」ではなくて

「201号室
 202〃
 203〃 」

と書くべきではなかろうか。
(実際、他の人は皆そうしていますから!)

「よく考えてごらんよ」とこちらのセリフである。

・・・・と言いたい所だが、マンションに部屋の鍵が無いわけがないか。。。。もぉ。

近道・小道

2013-04-16 | 車の練習
あれから図書館に行くことにした。
目的は自分の動物キャラを知るため。

ペガサスだという事は知っていたが、最近は「××のペガサス」と形容詞がついているようである。←はるるさんのブログで知った。
それをぜひ私は知りたい。

もちろんネットで調べても分かるかもしれないが、ここは専門的に書物を紐解いてみたい・・。

そしてネットで調べてみるとどうやら車で1時間掛からないぐらいの所でその本は借りれるようである。
「よっしゃ」と出かけることにした。
(と言うより単純に、車を使うことで何かの目的を達成したかっただけかもしれない。)

そして地図を見て、初めての近道で行くことにした。
そして車を走らせた。

さて、ここからが初めての道。
いつもなら左折か右折する所をまっすぐに進む。

・・・・と入った途端にゲゲッ、と思う。
何故なら向こうから車が来たらヤバイぐらい細かったからである。
もちろんセンターラインなんでものは無い。

しかし既に入ってしまった以上後戻りはできない。バックしたら、あの大通りにお尻から出ることになるからである。前に進むしかないのだ。

道幅は多少太くなったり細くなったりするが、細い所はマジ1台通るのがギリギリぐらいの太さである。
この道が何故地図上で黄色になってるのか、しかも番号(国道だか公道だかの番号)がついていたのか、さっぱり理解できない。どう考えてもすれ違える幅ではない。
どうして一方通行にしないのか?(道が長すぎるのと、行き帰り双方に需要があるからだろうか。)

しかし後戻りはできない。後は野となれ山となれ。
しかも進んで行くうちに「ここから先は行き止まりです」と 言うたて看板が出てきた。
(どこかで道が二股になって間違えたらしい。)

もぉー、と私は言い、そこらの民家の庭みたいな所で勝手に車のお尻を入れ、Uターンすることにした。それしか方法がない。
こう言う時にナビがないと、何とも心細い。

それで改めて二股の道を逆へ行き、もー、もーと泣きたい気分で行くコト数分。
小川が見えた時、「あともう少しだ!」とどんなにうれしかっただろう。
(全長約1キロ程度と思われる大冒険。)

途中2台とすれ違ったが、私がじっとしているだけで無事に用が足りた。
そして抜け出た。
(もう2度とこの道は通らないと心に誓う。)

横浜も、スカイツリーも見に行けるし、首都高にも乗れたので、運転バリバリ上手いつもりでいたが、何と家からちょっと行った所の小道(地図で黄色の)がこんなに恐ろしいとは。。。。
私はもしかしたら、運転がヘタクソなのではなかろうか。いや、もしかしなくても、そうかもしれない。

そして私は無事、動物占いの本を借りることができた。
「動物キャラナビ」と言う本で、自分が何のペガサスか、それからベストの相性の動物キャラも書いてあるのである。

それによると「波乱に満ちたペガサス」と書いてある。
気持にムラがあり、ソウウツ的、情熱的で思い込みが激しいので波乱の人生になる、と書いてある。

うっ。。イヤだけど当たってるかも。◎◎

しかし、だがしかし。
よぉく考えれば誰でも自分の事を「気分にムラがあり、ソウウツ的・情熱的で思い込みが激しい」と思うものではなかろうか。「気分が常に安定していて、いつも冷静で思い込んだりすることがない」と自分のことを思う人がいるのだろうか。(←それともこちら?)

そう言う訳で、今現在私の手元には動物キャラナビの本が2冊あるので、誕生日を書いていただければ、診断いたします。^^(今週の金曜まで)
コメント欄、或いは人目に触れたくない場合は、左上の「メッセージを送る」からでもどうぞ。

そして、自分のブログを検索したら、過去(7年前)にこの占いをやっていることが分かった。(すっかり忘れている所が恐ろしい。)

kekeのキライな言葉

2013-04-15 | 息子keke
部屋を片付けながら、「今日はこれからどっかドライブしようかなー」と言うとkekeが「行けば(いいんじゃない?)」と言い、「私もねぇ、残りの人生好きに生きたいんだよねー」と言うと、kekeが「いいな~」と言う。

「あら?その代わりkekeにはこれからいろんな可能性があるじゃないの。」
と言うと、kekeは「可能性と言う言葉は嫌いなんです」と言い、「それは【当たる可能性があるから宝くじを買え】と言われているようなものだから。」と言う。

「でも」と私は言い、「宝くじの当たるか当たらないかは自分の力ではどうにもならないけど、kekeの可能性はこれからどうにでもなるのでは。」

と言うと、kekeはそれは違うね、と言わんばかりであった。

「あぁ、それがプレッシャーになるってことだよね。」
と言うと、「そう。」と言う。

「仕事もこれからねぇ、考えないとねぇ」とチロッと言うと、あーあと言って、ベッドにひっくり返った。

「もう寝るのかい。」
「いや」

「これからお皿洗いながら借りてきたCDかけようと思ったんだけど。」
「どうぞ。」

私はスイッチを入れると、チャン、チャン、チャン、チャン・・とイントロが流れてきた。

「これ、借りたの。荻野目ヨウコ。いいでしょ。80年代の歌っていいよね。^^」
「はぁ。」
「このダンスのノリ。カラオケ向きでしょ。^^」
「はぁ。」

私は♪愛してるよなんて~誘ってもくれない~♪と歌いだし、ノリノリで皿を洗い出した。

「やっぱり私は80年代に生きるのですよ。(^o^)ハハ」
「はぁ。」

そして、しばらくボンヤリ荻野目チャンを聴くとkekeは部屋に戻って行った。

私はノリノリのまま皿を洗い、何となく換気扇カバーも替え、ついでにレンジ台も軽く拭いた。
そして図書館に向うことにした。

だんだんkekeの言わんとしていることが、ほんの少しだけ分かってきた。
私の何が楽なのか。

車輪は回り始めたら、そのまま回り続けるのはそんなにエネルギーの要ることではない。
ましてや、15年も環境が変わっていないのなら。。。

「可能性」なんて、たしかに大人にとっての無責任で、都合のいい言葉だよな、と私も考えた。


しかし荻野目チャンは懐かしい。
私はこのテンションがとても好きなのだった。
(また曲についてはいつかそのうち!)

まぶしい春

2013-04-14 | 車の練習
徒歩25分の道のりを「駐車料金がもったいない」と言う理由で歩く。
(駐車場探して入れる手間・信号待つ手間を考えると、大差ないような気がしたのだ。)


日差しはどんどん高くなって
緑がこんなにまぶしくきれい。

葉っぱに、花に、光がすき通っている。

壁、壁、壁。

ベージュ色。
こちらのお店は南欧風。

空の青。

ハイビスカスみたいな真赤な花がカゴに揺れてる。

チュリップ。
黄色。
赤。

学校前の新しいアスファルトは白い砂みたい。



カメラ忘れた。。。><




それでも諦めきらず初めて携帯で撮った写真▼

(光っててどう撮れているのか分からない。。)

まぶしい北澤

2013-04-13 | 今の会社
そう言えば昨日は北澤が事務所に来た。

私が前の会社に入ってこの世界に足を踏み入れた時ちょっと前に入っていて、つまり「同期の桜」だった男。

そして、同じB型。
同じ干支。
家が近所。

(※この先参考までにリンクが何箇所もありますが、無理して飛ぶほどのことではありません。m(__)m)
たまに私んちのすぐ近くのパチンコ屋で玉を打って帰る男。
若い頃、借金を何百万もこしらえたが、いつしか無くなった男。
一説(本人の自白)によると、若い頃の数百万の借金はおばあ様が返済し、最近のものはお嫁さん(当時婚約中)が返済してくれたと言う謎の男。

運転中に携帯で話をする男。(本人の名誉のためにまさか今はやっていないと思われる。)

運転練習を復活させてから1ヶ月も経ってない私に「この(北澤の会社の)車、運転してみますか?」と危ない提案をした男。

過去に何人かの女をはらませたと言う噂の男。

こんな男は結婚したら絶対ヤバイと思わせた男。

しかし、だがしかし。
この男の左薬指にはキラランと指輪が輝き、今では浮気のウの字も見えない立派な2児の父だ。しかもお嫁さんもいつでも職場に復帰できる体制で、そうなるとボーナス時には札束が立つという。(本人の名言による)

まぶしいぃ。
まぶしすぎるぜ、北澤。


そんな北澤がやってきて、それではここにサインをください、などと言う。
そして今日は「sakeさん、肌がきれいですね。」等と言う。

テキトウなB型のアイツのことだ、心にも無いお世辞だとは分かっているが、「えっ!ホント!(*^o^*)」と予想以上に喜んでしまう私。

キャッうれしいなどと私は言い、北澤はドアの閉まってる社長室をチラと見ながら、「社長は忙しいっすよね」等と言う。

「いや、今は大丈夫よ(←機嫌が良いと言う意味)♪(*^o^*)」
と言うと、北澤は社長室のノックして挨拶をする。

社長は今しがた契約が成功して帰ってきたばかりなので、「おい、これを持ってけよ」等と新しい仕事を持たされて帰って行った。

今では客先の事務員にお世辞を言い、仕事を取っていく男になった。。。

忙しい私の煮ものの作り方

2013-04-12 | ぶきっちょさんの家事一般
昨日は家に帰ってからkekeに今日は皿を洗ってくれるんだよね?と言うと、ウンと言う。(ここしばらく洗ってなかったので、今日はやってくれることになっていたのだった。)

残りものも冷蔵庫にあったし、炊飯器にご飯も残っていたのだけど、二人分にしては少ないような気がして、「それじゃ何か買ってくる」と私は出掛けた。

寒い。
4月なのにまだ寒い。

日差しが明るので、ついウキウキしてしまって、コタツを片付けてしまうのも毎年この時期だ。
そして片付けた後にこう言う寒い日がやってくる。幸い今年はまだ横着しててコタツもそのまま放ってあるから良いのだが。。。

そして私は後は焼くだけの(既にこねてある)ハンバーグの半額ものをみつけ、今日は煮込みハンバーグにしようと思い立ち、煮こみソースも(わざわざ作るのが面倒だから)買うことにした。
ハンバーグなら、kekeもケチはつけられまい。
それからレモンも買った。

そして買って帰ると、台所に灯りがともり、kekeが皿を洗っているのだが、不平不満全開で相変わらず大きなため息ばかりついている。終わってからじゃないと料理はできないね、と私は言い、先に風呂に入っていいか?と言うとウンと言う。

そして風呂をわかしている間に、昨日からちょこちょこ煮てる筑前煮にもう一度火を通しながら、じゃがいもとニンジンを切って軽くゆでて両方の火を止めて、じゃがいもとニンジンはざるにあげた。

昨日から少しづつ煮てる筑前煮は、丁度よい色合いだ。
長い間台所に立っていられないので、何かのついでに少しづつ火を通すのが最近の私のやり方だ。

味付けは超いいかげんで、まず日本酒をドバドバッと入れ、砂糖をバサッと多めに入れ、その後で使い道のない「つゆの素」(2倍希釈な感じの)を適当に入れる(入れ過ぎは困るから少しづつおそるおそるね)。そして水を足しても一度味を見て「つゆの素」をまたおそるおそる足して、自分は甘めの煮物が好きなので甘めぐらいで味は薄目でOKとする。
そして、もうちょっとてかりたいなぁと思う時はみりん、あんまりにも甘いなーと思う時には醤油を入れる。
基本、味付けは最後煮る時で決まればいいから、薄め・甘めがOKだ。(煮てるうちにだんだん濃くなってくるからだ。)

そして昨日(前日)の夜、火を入れて少し(5~6分)煮て火を止める。
(しばらくは余熱で温まる)
ちょっとしてから、また数分煮て火を止める。
次の日の朝もまた数分火を入れ、余熱に任せる。

そんなことを何回か繰り返してここで仕上げに煮る。

昨日から何回も煮ていると緑のモノ(さやえんどう等)が汚くなってしまうので、それだけは別にゆでて(冷凍保存してるのを)、最後に入れて軽くかき混ぜる。
今日のはちょっと甘いなーと思ったけどそのまま煮続け、最後にちょっと醤油を入れてみた感じ。
(※ただし3日目ぐらいからだんだん煮物の色が濃くなってきて、「色が濃すぎて食欲無くす」とkekeに前回言われました。)

風呂から出てくると、kekeももう皿を洗い終えているので、私はハンバーグの裏表に焦げ目をつけ、煮こみハンバーグの素を入れ、水を足し、じゃがいもとニンジンのボイルしたものを放りこんだ。
そして、10分ぐらい煮て、あっと言う間にできあがり。


昨日の残りものなんかを並べながらkekeに「できたよー」と言うと、「あとで食べる。」と返事が返ってきた。

今日も1人居酒屋だね。(-。-)

限りない挑戦

2013-04-11 | 息子keke
家に帰ると、kekeは部屋でひきこもっていて、私はさっそく料理を作ることにした。

昨日買った半額の牛肉で、「ステーキサラダ柚子コショウだれ」と言うのに挑戦して、豚バラと白菜の蒸し煮、それから半額のサーモンでサーモン丼を作った。

kekeにできたよーと言っても返事がないので、何回か「できたよー」と言うと、「聞えてるだろ!」と言う返事がくる。

いつものパターンも(ここで笑顔を投げかけなくては)と軽い挑戦を試み、私は夕飯を並べる。


そして二人で夕飯を食べるのだが、「これ初めて作った牛肉のステーキサラダ、どうかしら?(^o^)」と言うと、kekeは「まずい。」と言う。

「え?まずいかしら?@@私は別に普通に食べれるけど。柚子コショウも初めて買ったんだけど。」と言うと、「まずいものはまずいと言わないと、また作るでしょ。」とkekeは言う。

「え?@@せめてまずいにしても、これドレッシングも合わせて作ったんだよ、もう少し【美味しいけど、もう作らなくていいかな】とか、もう少し別の言い方考えないものかねぇ。」

「そんな言い方したら、アンタは【美味しいけど】ばかり強調してまた調子に乗って作るでしょ。」

「せめて、どこがまずいのかしら?」と言うとkekeは「ステーキをサラダにするのがおかしい!」と言う。


出たよ。
これだよ。
これが、私が夕飯を作る気力を失くす要因なんだよ!

私はそう思い、「だから、うちは半額弁当ばかりになるんだよね。。」と言うとkekeは「それでいい!」と言う。


これでも私は家で料理を作らなければいけませんか。


と思った所で、シャラップ。

私はこれでも笑顔を投げかけるのだ。
それが私にはできる。

何て言ったって、見返ることの無い男に愛情を注ぎ、褒められることの無い男の新しい靴を褒めれる、私ならできる。そして、このドラ息子に限りない笑顔を注げた時、全世界のどんな人でも笑顔を注げるのではないか、とまで思い始めた。それが私の限りない挑戦なのだ。

そしてまたできる時には料理を作ることにしよう。

見返りもせず

2013-04-11 | 息子keke
早く家路について「今日ぐらいは飯を作ろう」と考えた。

しかし玄関のドアを開けて、グースカ寝てるkekeの姿を見たとき。
ひと頃みたいに怒ることはなくなったが、がっくりしてしまう。

昼間チョロっとバイトして、後は引きこもるか寝てるかのkeke。。
帰ってこれから食事を作りましょう、と言うテンションにあの姿が水をさす。
あれを「怠け」と呼ばずに何て呼ぶ?


しかし待てよ、と今日は考えた。
私は、結婚できもしない男にもニコニコ付き合うこともできるし、褒めてもくれないZENさんの新しい靴も「いいですね!」なんて言える女なのだ。何の見返りも無い相手に優しくできる女なのだ。

それがどうして、自分の息子に同じことができないのだろう?
どうして、ここで見返りを期待してしまうのか。

kekeが寝てようと、怠けていようと、いっさい、何の見返りも持たず、私は笑顔を続けることが(やろうと思えば)できるはず。
自分から笑顔を投げかけてみたらどうだろう。

考えてみれば、私は笑顔の人に笑顔を返すことはできるけど、自分から笑顔を投げかけたことがなかった。別にお金が掛かることではないんだから、それをやってみたらどうだろう。


そうやって、アクセルを踏みながら、父がいつもニコニコしていたことを思い出した。
いつも仏頂面の私に、どうして父はニコニコしていたのだろう。

「sakeは服を買ってもらう時だけはニコニコしてるなぁ」なんて言ってたっけ。
よっぽど私はいつもつまらなそうな顔をしてたんだろう。

待てよ・・父もわざと笑顔を投げかけていたのかな。
今の私と同じように考えて、自分だけは笑顔でいようと思ってわざとそうしていたのだろうか。

何てことだろう。
そんなことに今まで気がつかなかったなんて。