津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

和綴じ製本

2008-03-17 16:33:05 | 徒然
 最近コピーがやたらと増えて、ブルーファイルに綴じたりしてきたが、パンチングで大事な文字が消えたりしてどうも面白くない。そこで和綴じ製本をしてみようとチャレンジしている。ポリカーボネートの薄板で、所定の位置に穴をあけた型板を作った。これを製本する数十枚の紙にクリップで止めて、目打ちで穴を開ける。紙がずれないようにしなければならないが、これが一番気を遣うところだ。別途、縦横僅かに大きい表紙を作って、是も同様に穴をあける。重ね合わせて糸を通すのだが、これが中々骨である。糸の両端を針に通し、靴屋さんが靴底を縫い付けるような感じで、上から交互に、順次縦、横、縦、横と針を通して綴じこんでゆく。糸の強さが必要だし、糸の長さも問題である。糸が切れたり、寸足らずだったりと何度か失敗してしまった。少しくらいの歪みなどは、自分の品物だから諦めることが寛容。そしてちょっとお洒落な紙に「題字」を書いて貼り付けると、一丁上がり・・・。
(後で気が付いて、京都の専門店のHPをのぞいたら、糸の長さは綴じる辺の長さの4倍とあった・・まさしく正解である・・何度失敗したことか・・)
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うり控えで、うり不足

2008-03-17 08:30:53 | 歴史
 寛永六年六月、お城ではなら漬け用の瓜6,000個を購入し様としたが、2,000個ほどしか購入できずに居る。要するにお城の御用は買い叩かれるので、ご家中の方々に売ったほうが利益になるというわけである。「万事之売物をも御家中ニハうりたがり、 殿様ヘハうりかね申子細ハ、あまりニ値段やすく被召上ニ付而、右之仕合候」と奉行たちも率直に記録している。そして「御鉄炮衆なとを付置、かい申様ニ可仕と被申候」といささか強引である。進物用にでもするのだろうか、とにかく数を集めなければならないので、奉行は「人ノかい申やうニ、値段やすくたかく被召上候へハ、何ほどもうりニ可参候間・・・」と、一般並の値段で買い付ける様に申し渡している。何時の時代にも共通する話しですねー。
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