津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川忠尚・・・×

2008-04-27 13:36:59 | 書籍・読書
 NHK第一放送は、真夜中に「NHK深夜便」というものを放送している。所用で出かけて深夜の車の中で、聞くとはなしに聞いていると、朗読番組をやっている。時代物だ。「細川家」がどうのこうのと聞える。今度は聞き耳を立てて聞いてみると、なにやら聞いたような筋書きだ。そして「細川忠尚・云々」というフレーズがあって、菊池寛の「恩を返す話」だと気がついた。主人公は架空の人物でも、藩主については父親を忠利としているのだから、光尚とすべきだろう。この一点が気に入らない。

 肥後細川藩関係者を題材にした小説は結構有る。

   森鷗外「阿部一族」「都甲太兵衛」「興津彌五右衛門の遺書」
   芥川龍之介 「或敵討の遺書」「糸女覚書」
   直木三十五 「鍵屋の辻」 (都甲太兵衛が登場)
   吉川英治 「べんがら炬燵」
   薄田泣菫 「小壺狩」      等などである。

 古い作品を改めて読むのもいい。

 (電子図書館「青空文庫」で全て読む事が出来ます。www.aozora.gr.jp
      他にも有りましたらご示教ください)

コメント
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