津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

将軍家光、高本慶宅ヲ召抱ヘントス

2008-04-14 19:57:21 | 歴史
 寛永十八年二月、表記の事につき忠利は三齋に宛て(宛名は中澤一楽)、家光が高本慶宅を召抱えようとした事について、喜びの書状を送っている。

 一、慶安(慶宅)事、せかれの時迄可被成御存知候、今程 上様迄御耳ニ入、可被 召出と、江戸に
   ても上意にて御座候キ、今之世之外科一人二人之内にて御座候、是へ見廻ニ被下候事幸、我等
   仕合と満足仕事候(略)

 その高本慶宅について「大日本近世史料・細川家史料」の人名一覧は、次のように紹介している。
【細川家臣。医師。慶宅の父李宗閑は、朝鮮の役に南條元宅に捕えられ、豊前に移る。慶宅は忠利に召出され高本姓を拝領、十一歳にて医師を命ぜられ、十三歳の時知行百石。廿三歳で嶋原出陣、鉄炮傷をうけ、歸陣後二百石加増、側医を命ぜらる。寛文五年三月駿河島田宿にて歿。(先祖附)】

 その慶宅を初代とする高本家では、五代目高本紫溟が藩校時習館二代目教授となった。
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I氏のエッセイから

2008-04-14 10:11:14 | 書籍・読書
 この人のエッセイを読むと、「花や木が大変お好きだな」と感じるし、周りの人達もそう思いご自身も自覚しておられる。五十数編のエッセイに次のように登場する。(暇だねー津々堂)

 1、秋桜、稲田、柿、栗、山法師、花菖蒲、杜若(カキツバタ)、躑躅、花水木、メタセコイア、竹林、
 2、衝羽根、魚子咲きの菊、桜、楢の木
 3、ヒマラヤ杉、
 4、バラ、
 5、銀杏、
 6、蜜柑、梅もどき、雪柳、鉄線、ブナ、夏椿、欅、紅葉した桜の葉、
 7、・・・・・・・・・・・
 8、桐、ユーカリ、いなだ豆の木、屋久島の杉、ブナ、
 9、寄生木(寄生ホヤ、飛蔦)
 10、・・・・・・・・・・・
 11、山茶花
 12、・・・・・・・・・・・
 13、・・・・・・・・・・・
 14、山茱萸(サンシュユ)、連翹(レンギョウ)、山吹、菜の花、花菖蒲、鉄線、朝顔
 15、山茱萸(サンシュユ)、
 16、・・・・・・・・・・・
 17、・・・・・・・・・・・
 18、桃の花、白蓮、桃の蕾
 19、・・・・・・・・・・・
 20、・・・・・・・・・・・
 21、・・・・・・・・・・・
 22、桜
 23、・・・・・・・・・・・
 24、・・・・・・・・・・・
 25、・・・・・・・・・・・
 26、・・・・・・・・・・・
 27、・・・・・・・・・・・
 28、・・・・・・・・・・・
 28、夏椿(沙羅シャラ)、林檎、チューリップ、寄生木、浜昼顔、藤袴、春女菀、小手鞠
    山法師、栗、
 29、・・・・・・・・・・・
 30、・・・・・・・・・・・
 31、鉄線、芍薬、胡蝶蘭、
 32、・・・・・・・・・・・
 33、・・・・・・・・・・・
 34、・・・・・・・・・・・
 35、・・・・・・・・・・・
 36、・・・・・・・・・・・
 37、・・・・・・・・・・・
 38、紫陽花、百合、バラ、
 40、ツツジ
 41、・・・・・・・・・・・
 42、虫狩、芒、蔦、
 42、吾亦紅、虫狩、萩、柿ノ葉、
 43、・・・・・・・・・・・
 44、・・・・・・・・・・・
 45、・・・・・・・・・・・
 46、・・・・・・・・・・・
 47、カーネーション、
 48、トルコ桔梗、バラ、日本の菊に似た花
 49、・・・・・・・・・・・
 50、柿
 51、紫式部、吾亦紅、秋桜
 52、衝羽根、風車、石蕗、楓、杜鵑草(ホトトギス)、七竈(ナナカマド)、
 53、・・・・・・・・・・・
 54、・・・・・・・・・・・
 55、椿、彼岸花、山茶花、冬桜
 56、・・・・・・・・・・・

 その人とは伊集院静氏である。ご夫人篠ヒロ子さんとの御住まいの場は仙台にあるようだ。いかにも都会的なセンスの氏だが、自然を愛する繊細さ魅力的だ。夫人に対するつっけんどんな物言いの端々にも優しさとなって伺われている。いいご夫婦だ。

 私はといえば、いささかお茶を嗜んだせいで植物にも興味が有り、こんなエッセイに出会うと心洗われる。そしてこんな統計学的馬鹿遊びが好きである。
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