言志録にある言葉である。
一物を多くすれば斯に一事を多くし、一事を多くすれば斯に一累を多くす
「物が一つふえれば、やる事が一つふえる。やる事が一つふえれば、煩わしさも一つふえる」という意である。
まことにその通りで、物が増えることが豊かさの象徴だとする昨今だが、煩わしさに振り回されるのも確かである。
例えばPCなども壊れたからもうやめようとはいかず、新しく購入してもやる事が多く煩わしいことこの上もない。
来年は80歳になる私は、そろそろ終活も考えなければならない。ものを減らして行こうと考え、本もその一つだと思い、処分しようかと思う本を今一度読もうと思ったりしている。
物を減らすのに、こちらにも煩わしさがついて回る。目をつむって、えいやつと処分してしまおうかとも思ったりしている。
どうやらPCは動き出したものの、HDDの中に残るデータの取り込みがまだだから、これを済ませなければ旧に復したことにはならない。
大事なデータはUSBに落としてはいるものの、それでも大方はHDDに残されたままである。
過去にも何度かPCのトラブルで大事なデータを失ったことがある。今度は二の轍を踏まないようにと御覧のHDDを取り出した。
プリンタードライバーのインストールもまだだから、これも急がなければならない。やることがまだまだあり、忙しいことではある。