津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

桜の井戸

2010-01-14 10:47:56 | 熊本
 昨今明治神宮の清正井戸が注目を集めている。東京第一のパワースポットとか喧伝され、携帯の待ち受け画面に取り込もうと五時間待ちの行列が出来たというからびっくりものだ。加藤清正の屋敷跡であり清正が掘ったと伝えられるが、清冽な水が湧き出ている様が受けているのであろう。
        www.meijijingu.or.jp/midokoro/3.html      

 清正の井戸といえばもう一つ、旧加藤家邸(彦根藩井伊家上屋敷)に「桜の井戸」というものがある。ぐぐってみると、熊本城内にある井戸とつくりがよく似た立派な井戸である。加藤家時代からのものだろう。
        www.asahi-net.or.jp/~jt7t-enmt/teien/ido.html

 熊本にも「桜の井戸」がある。現在の地番で言うと熊本市上通り5丁目は、かっては「桜井町」といった。藩政時代このあたりは中級武士の屋敷が立ち並んでいた。長安寺(現在・手取神社)の近くの閑静な場所で、某マンションが建っているが、ここのエントランス前の広場に「桜の井戸」が残されていて、これも加藤清正の遺構だと伝えられている。桜の井戸があることから桜井町と名付けられた。その遺構は大理石でオブジェ化されて残され、行き交う人たちに安らぎを与えている。こちらはパワースポットとは参らぬが、それでもデジカメに納める人も見受けられる。隠れた名所である。
        blog.goo.ne.jp/honzouin/e/1ce6be62d87ef30a12e28627f0eb7d9b
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 積雪5センチ・・大雪です | トップ | 江戸という幻影 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿