このところ、頻繁に、デイヴ・ホランド+ペペ・ハビチュエラ『Hands』(Dare2 Records、2010年)を聴いている。
Dave Holland (b)
Pepe Habichuela (g)
Josemi Carmona (g)
Carlos Carmona (g)
Israel Porrina (Pirana) (cajon and percussion)
Juan Carmona (cajon and percussion)
ペペ・ハビチュエラはフラメンコ・ギターの大家。すなわち、ジャズ・ミーツ・フラメンコである。
重厚にして同時に軽やかなダンスを、大きなベースで繰り広げるような、デイヴ・ホランド。彼のプレイの魅力に気付かされたのはかなり最近のことで、いったい自分は20年以上も何を聴いていたのだろうと思う。
それはともかく、そのようなホランドの踊るベースは、フラメンコの世界と驚くほど相性が良いことにも、気付かされるのだった。ハビチュエラのギターだけではない。独特のリズムを持つパーカッション、拍手、掛け声。もっとも、ホランドは、ライナーノートにおいて、フラメンコに関して「It was a new world to me.」と大きな字で書いているのではあるが。
食わず嫌いはよくない。推薦。
●参照
○デイヴ・ホランドの映像『Jazzbaltica 2003』
○カール・ベルガー+デイヴ・ホランド+エド・ブラックウェル『Crystal Fire』
○ゲイリー・トーマス『While the Gate is Open』(デイヴ・ホランド参加)
○ジョン・サーマン『Unissued Sessions 1969』(デイヴ・ホランド参加)