Sightsong

自縄自縛日記

照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』(JazzTokyo)

2017-02-04 13:02:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

ウェブマガジンJazzTokyo誌に、照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』(Bishop Records、2016年)のレビューを寄稿させていただきました。

>> #1374 『照内央晴・松本ちはや / 哀しみさえも星となりて』

Hisaharu Teruuchi 照内央晴 (p)
Chihaya Matsumoto 松本ちはや (perc)

レコ発ライヴも楽しみなのだ。

●照内央晴
照内央晴「九月に~即興演奏とダンスの夜 茶会記篇」@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)


「JazzTokyo」のNY特集(2017/2/1)

2017-02-04 12:39:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」のNY特集(2017/2/1)。

■ 連載第19回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報

翻訳・寄稿させていただきました。

フィラデルフィア現代美術館において、『自由の原則:1965年から現在までのアートと音楽の実験』および『絶え間ない叫び』という展覧会が開かれており、それに沿って、AACM、AfriCOBRA、公民権運動、ブラック・パワーなどを論じる内容。ムハル・リチャード・エイブラムスによるアートもある。フィラデルフィア在住のライター、DJ、プロデューサーのジョン・モリソンによる。

また、ブランドン・ロペスの新グループThe Messのこけら落としライヴも(シスコ・ブラッドリー)。

■ ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第11回 ムハル・リチャード・エイブラムス~内側の焦点に共鳴する音~<後編>

蓮見令麻さんによる連載。前号に続き、ムハル・リチャード・エイブラムスへのインタビュー。スタイルを超越した偉大な音楽家である。

●参照
「JazzTokyo」のNY特集(2016/10/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/9/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/8/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/7/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/6/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/5/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/4/1)
「JazzTokyo」のNY特集(2016/1/31)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/12/27)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/11/21)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/10/12)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/8/30)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/7/26)


『RAdIO』カセットテープ版

2017-02-04 12:27:45 | アヴァンギャルド・ジャズ

「RAdIO」は凄いグループによる凄い演奏であり、かつて、カセットテープ版(地底レコード、1994年)で出されていて愛聴していた。音質は良くなかったが、地底レコードさんの解説によれば、「今後、このメンバーでのセッションが考えにくいので、発売に踏み切りました」ということである。

しかしもうカセットを聴くこともあるまいと思い、ある時期にほかのものとともに手放してしまった。その後CD化された『RAdIO』は別のセッションが記録されている。勿体ないことをしたと呟いていたところ、カネコさんのご好意で、また聴くことができた。(ありがとうございます。)

川下直広 (sax, vln)
不破大輔 (b)
渋谷毅 (org)
勝井祐二 (vln)
芳垣安洋 (ds)

CD版とは異なり、こちらには勝井祐二が参加している。曲は、フェダインでもお馴染みだった「DAVADAVADABA」、ブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」、そして書かれていないが「Mile and Half」の3曲。

いやそれにしても大迫力であり、やはり渋谷さんのオルガン炸裂ぶりに吐きそうな歓喜を覚える。一貫してグルーヴィなエレベを弾いている不破大輔、サックス2本吹きなど濁った音を吐き出しまくる川下直広、ヴァイオリンを射しこみまくる勝井祐二、ドライヴしまくる芳垣安洋と、まくりまくりの歴史的名演なのだった。

素晴らしい素晴らしい。

●RAdIO
『RAdIO』(1996、99年) 

●川下直広
川下直広@ナベサン(2016年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
渡辺勝+川下直広@なってるハウス(2015年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)
『RAdIO』(1996, 99年)

●不破大輔
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
不破大輔@東京琉球館(2015年)
高木元輝の最後の歌(2000年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)
『RAdIO』(1996, 99年)

●渋谷毅
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
廣木光一+渋谷毅@本八幡Cooljojo(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅@裏窓(2016年)
渋谷毅+市野元彦+外山明『Childhood』(2015年)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン(2011年)
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
渋谷毅のソロピアノ2枚
見上げてごらん夜の星を
『RAdIO』(1996, 99年) 
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年) 

●勝井祐二
勝井祐二+ユザーン、灰野敬二+石橋英子@スーパーデラックス(2015年) 

●芳垣安洋
ネッド・ローゼンバーグ@神保町視聴室(2014年)
『RAdIO』(1996, 99年) 
大島保克+オルケスタ・ボレ『今どぅ別り』 移民、棄民、基地(1997年)


旨いテヘラン その5

2017-02-04 10:17:31 | 中東・アフリカ

4か月ぶりのテヘラン。寒くてあまり出歩く気にもなれないのだが腹は減る。

■ フードコートのGrill Bar

ホテル近場のフードコートが便利なのだが、店の入れ替わりがあったりなかったりでよくわからない。あまりファーストフードという感じではなく、量が多く、結構どこも待たせる。

■ パン屋

パンのクオリティは高い。まともに食事を取ると満腹になるので、ときどきは適当にパンで済ませたりして。

■ HANI(イラン料理)

結局いつも来てしまうHANI。ブッフェ形式だが、2品以上頼むと大変な量になる。茄子の煮込み料理が結構旨いことを発見した。

どんな時間でもにぎわっている。今回は創業者の女性が笑顔でようこそ、と。

■ YAS Restaurant(イラン料理)

評判がいいので行ってみた。確かにケバブが柔らかくて旨い。茄子のシチューがパンに詰められた不思議なものを食べた。

■ Monsoon(アジア料理)

イラン料理ばかりだと飽きるのでここも何度目か。フトマキ・ホソマキも、ビビンパも、餃子もある。メニューには東南アジアの写真や一茶の詩なんか載せてあったりして、わけがわからない。アボガドとサーモンのフトマキは見たまんまの味。

なぜか味噌汁をやたらと勧めてきたのだが、1杯が800円くらいでどんなものが出てくるのか不明なのでやめた。

■ TAVAZO(ナッツ)

有名なナッツの店、再訪。定番はピスタチオで、ミックスナッツも、乾燥イチジクも、ほかのドライフルーツも旨い。つい興奮してしまう。

■ 果物

イランは果物もやたらと旨い。わたしの目当てはざくろであり、機会があれば食べまくっていた。ジュースがあればそれも飲んだ。旬は過ぎていたのだけれど。

■ Bella Monica(イタリア料理)

再訪、ヨーロッパに近いし。イラン料理が外食文化のもとに成り立っているわけではないので、他のものを食べたくなるのかな。フランス料理やドイツ料理はあまり見ないような気がする。

■ DAVA Burger(ハンバーガー)

2016年にできたばかりの小奇麗な店で、当初は根付くのかなと勝手に思っていたのだが、結構流行っていて軌道に乗った模様。店内のアメリカ映画のイラストも偏愛感たっぷり。みんなアメリカが大好きなのだ。めでたしめでたし。

マッシュルーム・バーガーがかなり旨い。レモネードをテイクアウトで買うと、大瓶のドレッシングのようなものを渡された。明らかに手作りで分離している。振って飲んでみるとかなりいける。

■ Shandiz(イラン料理)

宮殿のような豪華な建物。肉を食いたいという仕事仲間の意向があって来た。確かに名物のラムチョップがすごくて、フェンシングのような長い串にいくつも刺さっていて大迫力。みんな旨い旨いと言って、手づかみで骨のまわりの肉にかぶりついていた。

さて次のイラン訪問はいつの日か。今年か、それとももっと先か。我慢できず日暮里の「ざくろ」を再訪しようかな。

●参照
旨いテヘラン
旨いテヘラン その2
旨いテヘラン その3
旨いテヘラン その4