『Gerry Mulligan / Astor Piazzolla』(Accord、1974年)を聴く。
Astor Piazzolla (bandoneon)
Gerry Mulligan (bs)
Tullio De Piscopo (ds, perc)
Guiseppe Prestipino (b)
Bruno De Filippi, Filippo Dacco (g)
Alberto Baldan, Gianni Zilioli (marimba)
Angel "Pocho" Gatti (p, org)
Renato Riccio (viola)
Umberto Benedetti Michelangeli (vln)
Ennio Miori (cello)
こんな録音があるとはまったく知らなかった。調べてみると何度も再発されており、オリジナル盤は『Summit』というタイトルであったようである。
1曲のマリガンのオリジナルを除き、あとはすべてピアソラの曲。マリガンの曲にしてもまるでジャズらしくはない。これはタンゴのアルバムである。あまりピアソラを聴いてはいないのだが、馴染みのメロディーが流れてくる。
それにしても、最初はタンゴ・サウンドの中にあるバリトンサックスの音に違和感を覚えた。しかし繰り返していると、バンドネオンとバリサクの絡みが実に気持ちよくなってくる。名人ふたりの共演だから当然なのか。
●ジェリ―・マリガン
ジーン・バック『A Great Day in Harlem』(1994年)
ジェリー・マリガン+ジョニー・ホッジス(1959年)
ビリー・ホリデイ『At Monterey 1958』(1958年)
バート・スターン『真夏の夜のジャズ』(1958年)