Sightsong

自縄自縛日記

『死者への巫儀/珍島シッキムクッ』

2017-02-07 23:12:18 | 韓国・朝鮮

『死者への巫儀/珍島シッキムクッ』(JVC、1991年)を聴く。

金大禮(巫歌)
朴乗千 (杖鼓)
姜俊燮 (大鼓)
朴乗元 (杖鼓)
金** (大*)
李宗大(篥*)
洪玉美(奚琴)
李太白 (牙箏)
鄭叔子(巫歌)

目当ては金大禮の声を浴びることである。

ここでは、死者の魂から怨を解き放ち、極楽往生できるようにするための「クッ」、つまりシャーマン儀式を繰り広げている。この、ばっくりと開いた黒い穴に呑まれてしまいそうな音の展開がすさまじい。太鼓や笛が寄せては返す波のように、魂ごと持っていかれるサウンドを形成する中で、金大禮が頭蓋全体を響かせる唸りが、耳の周りでこだまする。

しょせんは部外者なのだが、このような儀式に立ち会ってみたいものだ。

●参照
金大禮『天命(Supreme)』(1995年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
パンソリのぺ・イルドン(2012年)
金石出『East Wind』、『Final Say』(1993、97年)
ユーラシアン・エコーズ、金石出(1993、94年) 
イム・グォンテク『風の丘を越えて/西便制』(1993年)
『人はなぜ歌い、人はなぜ奏でるのか』 金石出に出会う旅 


2017年1月、テヘラン

2017-02-07 07:40:33 | 中東・アフリカ

4か月ぶりのテヘラン。その間に2か月間の入院もあった。

東京より寒く、朝晩は氷点下にもなった。雪も降ったが、そのあとは空気がずいぶん綺麗になって(テヘランの大気汚染はひどい)、山がくっきりと見えた。

Nikon P7800

●参照
2016年2月、テヘラン
2015年12月、テヘラン
イランの空
スーパーマーケットのダレイオス1世
テヘランの軍事博物館と緑の宮殿
テヘランのメッラト宮殿
テヘランのバーザール
カメラじろじろ(3)テヘラン篇
旨いテヘラン
旨いテヘラン その2
旨いテヘラン その3
旨いテヘラン その4
旨いテヘラン その5 
鵜塚健『イランの野望』
桜井啓子編『イスラーム圏で働く』、岩崎葉子『「個人主義」大国イラン』