フロレンシア・オテロ『Nocturno Mundo musicas de Joni Mitchell』(BAU Records、2011年)を聴く。
Florencia Otero (vo)
Paula Schocron (p)
Ingrid Feniger (sax, cl)
Damian Poots (g)
Leonel Cejas (b)
Martin Lopez Grande (ds, perc)
Guest:
Melina Moguilevsky, Barbara Togander, Rodrigo Dominguez
フロレンシア・オテロをはじめ、アルゼンチンの音楽家たちによるジョニ・ミッチェルのカバーアルバムである。
『Blue』から「Blue」「River」「California」「Little Green」「A Case of You」。『Both Sides Now(青春の光と影)』からタイトル曲。『Court and Spark』から「Down to You」「The Same Situation」。『Song to a Seagull』から「I had a King」。『Ladies of the Canyon』から「Woodstock」。『Mingus』から「The Dry Cleaner」。
ジョニ・ミッチェルの声が持っていた陰のようなところはない。そのかわりにクリアで伸びやかな声であり、異なるから、ジョニじゃなくても聴いていられる。また、バンドサウンドも気持ちが良い。イングリッド・ファニガーのサックスにはウェイン・ショーターが見え隠れするがどうだろう。