日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2008年4月4日 図書館を利用しよう!

2008-04-06 19:10:19 | 本・映画・展覧会
 本は読みたし、されど(古本と言えど)高し、かつ処分はアタマ痛しと言うことで、今年度より(って特にお財布の区切りがあるわけじゃないけど)借りられる本は借りる方向に転じることにした。

 「9時5時」より少しマシとは言え、平日の終了時刻はけっこうギリギリだ。定時のチャイムが鳴ってもう一仕事してたらきっと間に合わない。かと言って土日に図書館へ来る時間がそうあるとも思えない。これまでもそうだったから、場所が分かっていながら来る事がなかったのだから。

 今でも読みたい本を買うのと適当に見てて買うのと2パターンあるので、図書館を利用すれば一気に支出がゼロになるかと言えばそこまでは期待できない。利用できる時間帯が取れるかも怪しい。懸念ばかり並べ立てるのも虚しいので、まずは行動。連休の旅行のガイド本を借りてきた。現地には別の、コンパクトなのを買って持っていくつもり。
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城山三郎 「臨3311に乗れ」(新潮文庫)

2008-04-06 02:11:14 | 本・映画・展覧会
 甚だ個人的なことであるが、我が父はかつて「近ツー」の社員であった。1年ちょっと居ただけで、あまりの給料の安さに耐えかね倍近く出してくれる別の会社に移ったそうだが…学校を出て近ツーをはじめに数社を転々とした、血の気が多く落ち着きのない父なのであった(笑)。良く母は私に言うのだ「お前はお父さんと違って辛抱強いねぇ」。それはご両親あなた方が居るからです。私ひとりならとっくにあんな仕事辞めて地球のどこぞを放浪している。親の存在こそが会社と私のかすがいなのだ。

 その「近ツー」、品の無い言い方では「近ツリ」とちょっと股間がゾクリとするような(失敬ゝゝ)「近畿日本ツーリスト」の、特に合併前の日本ツーリストの黎明期から合併後までの成長ぶり、そこで働く男たちの疾走ぶりを描いている本書を何で今頃読むのか分からない。確かに父はこの作品を読んだと言ってたし、城山三郎は「官僚たちの夏」「総会屋錦城」とか何冊かは読んだはずだのに。別に大作家の著作1冊くらい読んで無くても不思議はないのだが、このタイトルに自分が惹かれないとは思えない。「臨3311」と言う鉄道用語である。

 ヒコーキは誰でも「JAL405便」などと便名で呼ぶが、列車は発車時刻や、優等列車の場合は「あさかぜ1号」などと列車名で呼ぶのが一般的だろう。実は山手線だろうが新幹線だろうが、全ての列車には列車番号が振られているが、よほどの変わり者でない限り「んじゃ明日は347Mで行くから」とは言わない。

 ともあれ、どうやら何かの手違いで本書をこれまで手にしていなかったことに違いはない。タイトルに鉄道用語を使っており、確かに旅行代理店の話だから列車の話など出ては来るのだが、それはただの舞台に過ぎない。列車、旅館、観光地、すべて代理店業を立ち上げていった男たちの商材であり、同時に活躍の場であった。社史のようで社史ではない。焦点はあくまで働く人々であり、会社は彼らの法的拠り所として存在しているに過ぎない。組織を描きつつ実はそれ以上にそこで働く人々を描いているのが城山文学の特徴と思えるので、本書もまさしくそのパターンである。

 本書を読み、プロジェクトX的な清清しさや身震いするような感動が得られたかと言えば、正直「否」。凄いなと思わないでもないが、あまりに猛烈すぎてウンザリする。使命感に燃え事業拡大に燃えれば人間ここまで出来ると思える人がいたら、その人は幸せだ。あぁ疲れる、こうまで働きたくない、幾ら充実してると思えても…いまの自分はそんな心境。

 2008年4月2日 出張の京成線車内にて読了
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