教育とは恐ろしいもので、一度教えられたらそういうものかと思い込んでしまう事柄が多々ある。そう、タタ。インドの一大メーカーですな(笑)。
昭和と言う60余年の時代に起こった出来事(と言っても殆どは戦争絡みだ)について、一般的に言われてること、或いは謎とされていることについて、一般的にはああいう風に言われているがこういう意見もある、或いは、もしそうであるならばココがおかしいのではないか、といった「異論」を集めた本。色々な人が書いたものを纏めてあり、著者自身も最後の一稿を書いている。
テーマを挙げてみると、満州国/盧溝橋事件/南京大虐殺/創氏改名/強制連行/植民地統治/ハル・ノート/暗号解読/従軍慰安婦…等々。
こういう本を読むと混乱する、何が正しいのか分からない。混乱の中で例えば正確な被害者数なんて数えられないだろうし、全ての作戦や交渉がその過程から明確に記録されているわけではないので、どういうソースを使い、どれだけ裏付けが取れたかで真偽を推し量るほかない。
あとがきにもあるが、本書で「通説」が裏返ったりするわけでは無い。ただ、本書を手にすることは何となく言われてること、信じられていることに「ちょっと待てよ」と歯止めをかける、他の史料から読者も考えてみる、そういうチャンスを与えてくれるようだ。
2008年4月24日 自宅にて読了
昭和と言う60余年の時代に起こった出来事(と言っても殆どは戦争絡みだ)について、一般的に言われてること、或いは謎とされていることについて、一般的にはああいう風に言われているがこういう意見もある、或いは、もしそうであるならばココがおかしいのではないか、といった「異論」を集めた本。色々な人が書いたものを纏めてあり、著者自身も最後の一稿を書いている。
テーマを挙げてみると、満州国/盧溝橋事件/南京大虐殺/創氏改名/強制連行/植民地統治/ハル・ノート/暗号解読/従軍慰安婦…等々。
こういう本を読むと混乱する、何が正しいのか分からない。混乱の中で例えば正確な被害者数なんて数えられないだろうし、全ての作戦や交渉がその過程から明確に記録されているわけではないので、どういうソースを使い、どれだけ裏付けが取れたかで真偽を推し量るほかない。
あとがきにもあるが、本書で「通説」が裏返ったりするわけでは無い。ただ、本書を手にすることは何となく言われてること、信じられていることに「ちょっと待てよ」と歯止めをかける、他の史料から読者も考えてみる、そういうチャンスを与えてくれるようだ。
2008年4月24日 自宅にて読了