日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2008年9月8日 浦和「七匹の子ぶた」

2008-09-16 22:23:47 | 食べ物・飲み物
 工場に愛車を預け、社長とひとしきり話し込み(忙しそうなクセに話が止まらないんだこの人は^^)、お暇して最寄駅から電車に乗らずてくてくと2kmばっか歩いて浦和駅へ。おぉ…通ったことは何十回とあるけれど、ひょっとして改札の外は初めて?

 かつては(って何十年前やねん)東北線の中距離電車が素通りしていたくらいショボい駅だったはずだが、さすがに埼玉県庁最寄駅だけあって今は相応の賑わいを見せている…そこまで褒めたほどでもないか…で、駅近くに一軒見つけ、帰宅ラッシュの車内で空腹で気持ち悪くなっても困るので寄ってみる。こういうふざけた名前の店はあんまり好きじゃない(ってか美味しいと唸る店にあたった事がない)のだが、背に腹は代えられぬ。

 とんこつ醤油を頼む。運ばれて来た丼には背脂が浮き、これでまた太るワイと気が滅入るが怯んでる場合ではない。スープ啜る。おや?意外とスッキリしてイケるじゃない…悪く言えばコクがないのだが、透明感のある醤油味のスープと少し存在感を主張する背脂が意外と良いコンビネーション。こってり系好みからは嫌われそうだが、今日の自分とは相性が宜しい。

 スープには感心したが麺はイマイチ、やや細めで柔らかいのは宜しくない。チャーシューはまぁまぁ美味しいんだけどね…スープと麺のトータルがどういう方向を向こうとしているのか見えなくなってしまっているのが残念。店を出て、京浜東北線で延々と帰宅。おかげで読書が進んだのでありました。
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茶木則雄著 「帰りたくない!」(知恵の森文庫)

2008-09-16 06:07:39 | 本・映画・展覧会
 サブタイトルを神楽坂下書店員フーテン日記、という。わざわざ書店員と書くのであるし、エッセイ集であるから毎回なにか一作品を題材に話を展開にするのでは…と予想したが大ハズレ。

 本書の内容が事実だとすれば、著者は本当に見事なロクデナシである。そういう一面しか書いていない自虐趣味なのかもしれないが、本書だけで判断する限り。

 実際にはミステリーを得意分野とする書店で名を馳せた人なので、例えば内外の作品に通暁しているとか何らかの才能をお持ちなのだろう。そうした才能をひけらかすことなく奥ゆかしく、パチンコや麻雀にうつつを抜かし入り用のカネまでスッてしまう救いようの無い馬鹿、ギャンブル中毒者という印象しか本書からは受けない。

 作者の知識がチラリと見えるのは、時おり登場する他書からの引用だ。それを正面に出さない辺りが上品なのかもしれないが、それがなければわざわざタイトルに「書店員」などと謳う必要はない。どんな職業だろうが無職だろうが、ろくでなしには違いないのである。少なくとも社会通念で見る限りは。

 妻とのバトルシーンが楽しい以外、怒りとためいきしか覚えないのは自分がギャンブルをしないためだろうか。

 2008年9月8日 外出帰りの京浜東北線車中にて読了
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